JAL、航空業界の持続的な成長・発展に向けた新会社設立

日本航空(JAL)は2024年6月14日、航空業界の持続的な成長・発展に向けた調査研究を行う新たなグループ会社「JAL航空みらいラボ」を2024年7月1日に設立すると発表した。

航空会社は国と国、地域と地域、人やモノのつながりを支えており、その役割の重要性がますます高まっている。しかし、国内の人口減少や地域課題、環境負荷への対応など、航空業界を取り巻く環境は急速に変化・複雑化。これらの課題に適切に対応するには、業界内に留まらない広範な調査・研究が必要な状況と言える。

「JAL航空みらいラボ」は、JALが有する航空に関わる専門的知見に加えて、教育機関や研究機関などを含めた社外からの見識を取り入れた客観的な調査研究を推進する。これにより、航空業界の持続的な成長・発展、ひいては安全・安心でサステナブルな社会の実現に貢献することを目指す。

同社の主な活動は、航空業界および関連する諸分野に関する総合的な情報の収集、分析、調査研究および課題解決支援、産学連携を通じた価値創造および次世代育成の推進などだ。

「JAL航空みらいラボ」の概要は以下の通り。

  • 名称:株式会社JAL航空みらいラボ(英文名: JAL AVIOFUTURE LAB CO., LTD.)
  • 代表取締役社長(予定):柏 頼之(かしわぎ よりゆき) ※日本航空株式会社取締役と兼任予定 
  • 資本金:1000万円
  • 株主:日本航空株式会社 100%
  • 住所:東京都品川区東品川二丁目4番11号 野村不動産天王洲ビル
  • 設立:2024年7月1日予定
  • URL:http://www.jalaviofuture.co.jp/

JALは、新会社の設立を通じて、航空業界の発展と社会課題の解決に貢献していく考えだ。