ご当地VTuberとケーブルTV局が地域番組制作へ

ベネリックデジタルエンターテインメント株式会社は、メタバースの商業施設「そらのうえショッピングモール」内の3号館『47都道府県ご当地館』で活動する120名以上のご当地VTuberが、東京ケーブルテレビネットワーク株式会社と共同で、各地の名所を紹介する『ご当地Vtuber散歩』の展開を開始すると発表した。

『ご当地Vtuber散歩』は、2024年5月20日より「ロコテレ」オリジナル番組として放送がスタートする。第一弾として、東京都のご当地ショップ応援大使を務めるVTuber「夢羽九」と「魔法少女シュネー」が登場し、後楽園から播磨坂、日暮里周辺をそれぞれ紹介する。今後は「ロコテレ」を通じて、日本全国のケーブルテレビ局とも連携していく計画だ。

「ロコテレ」とは、日本全国のケーブルテレビの地域のニュースやバラエティなど、ローカル番組がテレビ・スマホでいつでも視聴できる無料アプリ。ケーブルテレビに加入していなくても利用可能だ。

「そらのうえショッピングモール」の3号館『47都道府県ご当地館』では、北海道から沖縄県までのご当地VTuberが現在120名以上参加し、各ショップの名所や名産を各地の方言で紹介している。

この取り組みは、芸能人やスポーツ選手が街歩きをしながら名所を紹介する番組のように、全国の名所をロケーション撮影した風景にVTuberが登場することで、まるでアニメ番組を見ているような新感覚を提供する。

人手不足や高齢化、地方の過疎化など様々な問題が深刻化する中、デジタル技術の活用により思わぬ体験や課題解決につながる可能性がある。VTuberが実際の街を紹介する番組が発信されることで、いつの間にか馴染みとなり、番組の中だけでなく日常生活の様々な場面でも活躍する姿が当たり前になることが期待される。

「そらのうえショッピングモール」は、スマートフォンやパソコン、タブレットなどからアプリ無しでもログインでき、アバターを操作してオンラインショッピングやライブイベントを楽しめるメタバースの商業施設である。現在、キャラクターショップや秋葉原のメイドカフェ、神保町古書店街、47都道府県のご当地ショップ、ゲームショップなど200店舗以上が展開されている。

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