Okeanos、持続可能素材で日本企業の協業を本格化 都のGX事業支援受け
従来のプラスチック包装に代わる持続可能素材を開発するOkeanosは、東京都の「GX外国企業市場参入支援事業」の支援対象企業として招へいされたことを受け、日本の製造業者およびブランドオーナーとの協業に向けた取り組みを本格化させています。同社が開発する炭酸カルシウムベースの素材「Made From Stone™」は、既存の製造インフラを活用して商業生産が可能な点を強みとしています。2026年8月にかけてパートナー企業での商業生産が順次拡大しており、軟包装から硬質包装まで幅広い用途への展開が進んでいます。
多様な包装分野で進む商業生産の実績
「Made From Stone™」は、製造要件の異なる複数の用途分野において、新たな設備投資を行わずに既存ラインでの商業生産を実現しています。
具体的な実績は以下の通りです。
- 軟包装フィルム:アルゼンチンでの宅配・EC配送用バッグ、中南米各国でのレジ袋やキャリーバッグ
- 家庭用品包装:米国およびタイにおける異なる製造環境での性能実証
- 食品接触包装:エクアドルにおける硬質および半硬質フォーマットへの適用
- 精密部品:ブラジルのO Boticário(オ・ボチカリオ)社による高級フレグランスライン「Eudora Royal」向けのキャップ部品(金属蒸着加工への適合を含む)
LCAデータの提供と消費者向け情報発信
各用途の導入においては、プラスチック削減量とCO₂削減効果を定量化した製品別のライフサイクルアセスメント(LCA)データが生成されます。
このデータはブランドオーナーのESG報告に活用できるほか、専用のQRプラットフォームを通じて、購入時に検証済みの環境情報を消費者に直接提示する共同ブランディングツールとしても機能します。
日本市場における既存インフラへの適合性
日本の製造現場では高度な品質基準が求められますが、同素材はインフレーション成形による軟包装フィルム、食品接触用の半硬質押出成形、精密硬質部品の製造といった異なるプロセスすべてにおいて、既存ラインでの商業生産実績を持っています。
また、2022年に施行されたプラスチック資源循環促進法への対応において、製品あたりのプラスチック含有量を削減できる素材として選択肢の一つとなります。
OkeanosのCEOであるFlorencio Cuetara氏は、「日本の製造業者は世界でも最も厳格な品質・工程基準を有しているが、当社の素材は日本市場に関連する主要な包装フォーマットにおいてすでに商業生産の段階にある」とし、開発段階ではなく生産実績がある点を強調しています。





Okeanosについて
- 企業概要:特許取得済みの炭酸カルシウムベース素材技術「Made From Stone™」を開発するグローバル企業
- 日本での事業体制:Okeanos Japan合同会社および東京都GX外国企業市場参入支援事業を通じて活動
本記事はOkeanosの発表をもとに作成しています。
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