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加藤産業の新物流センターに自在型自動倉庫ラピュタASRSが採用

物流向けロボティクスソリューションを提供するラピュタロボティクスは、総合食品卸売業の加藤産業の新物流センターにおいて、自在型自動倉庫「ラピュタASRS」が採用されたことを発表した。限られた倉庫スペースの有効活用や将来的な取扱物量増加への対応、省人化の実現を目指す。

導入の背景と課題

食品流通を取り巻く環境が変化するなか、物流センターには多様な商品を効率的に保管・出荷する機能に加え、物量や運用要件の変化に柔軟に対応できる物流基盤が求められている。

加藤産業の新物流センター構想においても、限られた倉庫スペースを最大限活用するとともに、将来的な取扱物量の増加を見据えた保管・出荷能力の確保が課題となっていた。さらに、汎用型の物流センターとして、物量の増加や出荷傾向の変動に応じてレイアウトやオペレーションを柔軟に変更・拡張できるマテハン設備が求められており、保管効率の向上と省人化を図りながら柔軟に拡張できるラピュタASRSが選定された。

ラピュタASRSの導入により、従来想定していた高さのある重量ラックを活用した保管方式と比較して、必要面積を約25%削減し、約150坪の省スペース化を見込んでいる。高密度な保管で創出されたスペースを他の物流オペレーションに活用できるほか、限られた倉庫面積の中で取扱物量の拡大にも対応できる物流センターを目指す。

また、商品の保管からピッキング工程の一部を自動化することで、従来想定していた運用と比較して必要人員を約70%低減できる見込みである。物流業界における人手不足への対応に加え、作業者の歩行や商品の搬送に伴う負担を軽減し、より効率的な物流オペレーションの構築を図る。

新物流センターでは将来的な取扱物量の増加を見据えている。ラピュタASRSはアンカーレス構造を採用しており、ロボットや棚を追加することで、事業の成長や物量の変化に応じた段階的な拡張が可能となっている。

得意先の拡大や取り扱う商品の変更などによって物流要件が変化した場合にも、レイアウトやオペレーションを柔軟に変更できるため、長期的な物流センター運営を支える基盤として活用される予定である。

加藤産業による評価と期待

加藤産業ロジスティクス本部の矢澤雄一執行役員は、新物流センターでは比較的在庫量が多いことから、多くの商品を効率的に保管できることに加え、コンテナ容量が大きく確保でき補充回数を削減できる点を評価して採用を決定したとしている。今回の導入について、単なる省人化ではなく将来にわたって安定した物流サービスを提供するための物流基盤強化の取り組みと位置づけ、業界全体のスマート物流化や持続可能な物流基盤の構築につながることに期待を寄せている。

企業概要

  • 加藤産業株式会社
  • 所在地:兵庫県西宮市松原町9番20号
  • 代表者:代表取締役社長執行役員 加藤 和弥
  • 事業内容:総合食品卸売業、カンピー商品販売元
  • ラピュタロボティクス株式会社
  • 所在地:東京都江東区
  • 代表者:代表取締役CEO モーハナラージャー・ガジャン
  • 事業内容:チューリッヒ工科大学発ベンチャーとしてロボットソリューションの開発・導入・運用支援を展開

本記事はラピュタロボティクス株式会社の発表をもとに作成。

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