嶋津輝の直木賞候補作 襷がけの二人 文庫版が2026年9月3日発売へ
文藝春秋は、作家・嶋津輝さんの小説『襷がけの二人』の文庫版を2026年9月3日に発売する。本作は2023年に第170回直木賞の候補作となった長編小説である。大正から昭和にかけての激動の時代を舞台に、嫁ぎ先で出会った2人の女性が支え合いながら生きる姿を描いている。
作品の内容


大正15年、平凡な顔立ちと言われる千代は裕福な家庭に嫁入りし、そこで有能な女中の初衣と出会う。親子ほど年齢の離れた2人が、大正から昭和へと移り変わる時代の荒波にもまれながらも、日々の喜怒哀楽を分かち合い、絆を深めていく物語となっている。
文庫版の追加要素
文庫版には、スピンオフ作品「わたぼこりの女」が追加収録される。解説は、著者が影響を受けた作家である幸田文の孫にあたるエッセイストの青木奈緖さんが寄稿した。また、イラストレーターの合田里美さんによる描きおろしの猫「トラオ」のイラストやマンサクの枝の挿絵が掲載されている。
著者・関係者のコメント

著者の嶋津輝さんは、本作について「この作品を完成させたら、自分は作家として生き残れるんだ」と自らに言い聞かせながら書いた初めての長編小説であると振り返っている。

解説を寄稿した青木奈緖さんは登場人物の心情や生活風景の描写力に言及し、装画を担当した合田里美さんは2人の日常を表現できるようカバー絵を制作したとコメントを寄せている。
書籍情報
- 書名:襷がけの二人
- 著者:嶋津輝
- 発売日:2026年9月3日(木)
- ページ数:432頁
- 定価・価格:紙版 1,012円(税込)、電子版 1,000円(税込)
- 出版社:株式会社 文藝春秋
- ISBN:978-4-16-792557-4
- 書誌URL:https://books.bunshun.jp/ud/book/num/9784167925574
本記事は株式会社文藝春秋の発表をもとに作成。
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