28卒就職人気ランキング中間結果 文系は伊藤忠商事、理系はトヨタ自動車が首位
産経新聞社と人事コンサルティング会社のワークス・ジャパンは、2028年3月卒業・修了予定の大学生および大学院生を対象とした「就職希望先調査」の中間結果を発表しました。文系総合ランキングでは伊藤忠商事が2位以下に大差をつけて首位を維持し、理系総合ランキングではトヨタ自動車が僅差で首位に立ちました。調査は2026年3月1日から7月31日までの集計データに基づいています。
文系総合は総合商社が上位を独占 伊藤忠商事が大差で首位
文系総合ランキングでは、7月の早期発表に続いて伊藤忠商事が719ポイントを獲得し、首位を堅持しました。2位には三井物産(前年5位)、3位に三菱商事が入り、5位に住友商事、7位に丸紅と、上位に総合商社が並ぶ結果となりました。首位の伊藤忠商事は、実際のビジネスを疑似体験する「商社パーソン体感ワーク」を実施し、若手から挑戦できる社風を伝える構成を取り入れています。2位の三井物産も事業開発を体感するプログラムを設けるなど、成長機会を実感できる場づくりに注力しています。
商社以外では、4位の三菱UFJ信託銀行、6位の三井住友銀行など金融各社が上位に入ったほか、8位の味の素、10位のサントリーホールディングス、前年の61位から順位を上げた14位の明治など食品・飲料業界も支持を集めました。さらに、損害保険ジャパン(9位)のほか、全日本空輸(17位)、日本航空(18位)、東宝(19位)が新たに上位20位以内に入りました。

理系総合はトヨタ自動車が首位に浮上 幅広いメーカーが上位
理系総合ランキングでは、トヨタ自動車が297ポイントを獲得し、早期発表で首位だった味の素(281ポイント、2位)をかわして前年の4位から首位に立ちました。3位には富士通、4位にNTTデータグループ・NTTデータ・NTTDATA Inc.、5位にソニーグループが続いています。首位のトヨタ自動車は、専門領域ごとに多数のコースを用意した対面中心の技術系インターンシップを実施しました。2位の味の素は生産技術職の1DAY仕事体験、3位の富士通は1か月以上の有償型インターンシップを実施しています。

また、化学・化粧品分野から旭化成(6位)、花王(7位)、資生堂(9位)、コーセー(18位)がランクインしたほか、電機分野では日立製作所(11位)、パナソニックグループ(17位)、村田製作所(20位)、機械・自動車部品分野では三菱重工業(10位)、デンソー(12位)が上位に入り、幅広い業種のメーカーが並びました。
ワークス・ジャパンが28卒学生を対象に実施した動向調査によると、インターンシップ参加予定社数は夏までが「3社」、秋以降は「5社」が最多となり、秋以降も参加意向が広がる傾向にあります。参加検討の開始時期は2年次の10月から3月が5割弱を占めました。
学生はインターンシップを企業研究の場として位置づけており、参加後に好印象を持った企業の別プログラムへの参加を検討する割合は40%以上、採用サイトでの情報収集を続ける割合は約35%となりました。企業選びの軸では「社風が自分に合う」「やりたい仕事ができる」が上位となり、職種・部門や勤務地の確約を求める声も6〜7割を占めています。
調査概要
- 調査対象:2028年3月卒業見込みの全国大学3年生、大学院1年生(調査開始時点)
- 調査期間:2026年3月1日~11月30日(中間結果の集計期間は2026年3月1日~7月31日)
- 調査方法:就活対策サイト「キャンパスキャリア」およびワークス・ジャパン主催イベントでのWEBアンケート
- 投票方式:第1志望(5pt)から第5志望(1pt)を選択して集計
- 有効回答数:10,610票(7月31日中間発表時点)
発表企業概要
株式会社産業経済新聞社
- 代表者:代表取締役社長 羽成哲郎
- 所在地:東京都千代田区大手町1丁目7番2号
- 事業内容:産經新聞、サンケイスポーツ等の媒体発行、デジタルサイト配信、イベント事業など
株式会社ワークス・ジャパン
- 代表者:代表取締役社長 清水信一郎
- 所在地:東京都千代田区鍛冶町2丁目2番2号 神田パークプラザ
- 事業内容:企業人事部向けコンサルティング、採用支援システム事業、学生就職支援事業など
本記事は株式会社産業経済新聞社および株式会社ワークス・ジャパンの発表をもとに作成しました。
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