チア日本代表が世界一に 史上初の快挙を達成
2024年4月24日から26日にかけて、アメリカ・フロリダ州ウォルトディズニーワールドリゾートで開催された「ICU世界チアリーディング選手権大会」(WCC)および「ICU世界ジュニアチアリーディング選手権大会」(JWCC)に、一般社団法人日本スポーツチア&ダンス連盟から派遣された日本代表全8チームが7部門でメダルを獲得する快挙を達成した。
WCC/JWCCは、2021年に国際オリンピック委員会から正式承認を受けた国際団体「ICU(International Cheer Union)」が主催する世界最大規模のチアリーディング世界選手権大会だ。今大会には約50カ国から3000人の代表選手が集結した。
特筆すべきは、女子のみで構成されるオールガール部門で日本代表が初の金メダルを獲得し、世界一に輝いたことだ。準決勝ではニュージーランド代表に次ぐ2位だったが、決勝ではエナジー満開でクリーンな演技が評価され、見事に逆転優勝を果たした。
また、チアリーディング・コエド(男女混成)部門では、昨年度下級部門で世界一を獲得し、最高部門のコエドプレミア部門に昇格した日本代表が、初の決勝進出を果たし、過去最高順位の7位でフィニッシュした。
次回大会は2025年4月23日から25日に開催予定で、2024年8月からJAPAN National Team結成に向けたトライアウトが始まる。最終トライアウトを経て選ばれた選手たちは、週1回の練習会を重ね、4月中旬に渡米する。
2021年のICUのオリンピック競技承認により、今大会の模様はオリンピックチャンネルでも放映され、世界中から注目を集めた。日本スポーツチア&ダンス連盟は、この快挙を機に、全国の若い世代の選手たちが日本代表を目指す未来の実現を目指している。