ロシナンテスと長崎大、スーダン人現地スタッフ初来日の記念講演を9月9日に開催へ
長崎大学熱帯医学研究所と認定NPO法人ロシナンテスは、2026年9月9日に長崎大学医学部坂本キャンパスで「ロシナンテス20周年記念講演 in 長崎」を開催する。内戦が続くスーダンで活動するロシナンテスのスーダン人スタッフが初めて来日し、現地の暮らしや復興への思いを語るほか、20年間にわたり医療支援を続けてきた同法人理事長の川原尚行氏が登壇する。参加費は無料で、事前の申し込みが必要となる。

現地スタッフが初来日し内戦下の実情を語る
本講演では、初来日となるスーダン人スタッフが、内戦下における日々の暮らしや復興への願いを自らの言葉で報告する。また、外務省医務官を辞して2006年にロシナンテスを立ち上げ、現地で20年間活動を継続してきた川原尚行理事長が、医療の現場や支援を続ける意義について講演を行う。
長崎大学客員教授も務める川原氏と長崎大学はアフリカでの医療・研究・人材育成において連携を進めており、イベントでは両者の協働や長崎とアフリカをつなぐ医療協力の歩みについても紹介される予定となっている。


3年を超え深刻化するスーダンの人道危機
スーダンでは2023年4月15日に国軍(SAF)と準軍事組織「即応支援部隊(RSF)」との間で大規模な武力衝突が発生し、首都ハルツームから各地へ戦闘が拡大した。3年を超えた現在もダルフールやコルドファンをはじめ各地で戦闘や攻撃が続いている。
紛争開始以降、国内外で1,000万人を超える規模の人々が避難を余儀なくされ、2026年には約3,370万人が人道支援を必要としている。食料不足や医療体制の崩壊、感染症の流行が深刻化しており、戦闘が収まり帰還の動きが見られる地域においても生活や医療を支えるインフラに大きな被害が出ている。
開催概要
- イベント名:ロシナンテス20周年記念講演 in 長崎「内戦の向こうにある人々の暮らしと希望 ― 長崎から考える命と平和の20年」
- 日時:2026年9月9日(水)19:00〜20:30
- 会場:長崎大学医学部坂本キャンパス 良順会館ボードインホール
- 住所:長崎県長崎市坂本1-12-12
- 参加費:無料(要申込)
- 主催:長崎大学熱帯医学研究所、認定NPO法人ロシナンテス
主催団体の概要
- 認定NPO法人ロシナンテス
- 代表者:理事長 川原尚行
- 所在地:福岡県北九州市小倉北区古船場町1番35号
- 設立:2006年5月1日
- 事業内容:スーダンやザンビアを中心に巡回診療、診療所や給水所の建設などの医療支援を展開
- 長崎大学 熱帯医学研究所
- 前身:1942年設置の東亜風土病研究所(1967年に現名称へ改称)
- 事業内容:熱帯病・感染症に関する先導的研究や専門家育成を推進。2005年にケニア拠点を設立し現地機関と共同研究を実施
本記事は認定NPO法人ロシナンテスおよび長崎大学熱帯医学研究所の発表をもとに作成。
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