日本マーケティング協会が「第16回 日本マーケティング大賞」を発表

公益社団法人日本マーケティング協会は、2023年の優れたマーケティング活動を表彰する「第16回日本マーケティング大賞」の受賞プロジェクトを発表した。グランプリには、株式会社ファイターズ スポーツ&エンターテイメントの「北海道ボールパークFビレッジプロジェクト」が選ばれた。

同プロジェクトは、北海道日本ハムファイターズの新球場を核とした、これまでの野球場づくりの常識を超えた新しいまちづくり事業。「世界に誇れるスポーツを起点とした新しい街づくり」をパーパスに掲げ、150社以上のパートナーを巻き込み、2023年3月の開業後には年間来場者数約340万人を記録した。開業後10年間の経済効果は8,400億円と試算されている。

奨励賞には、甲子化学工業株式会社らによる「守るのは、頭と地球。 HOTAMET」、味の素冷凍食品株式会社らによる「冷凍餃子フライパンチャレンジ」、RIZAP株式会社の「コンビニジム『chocoZAP』」、イーデザイン損害保険株式会社の「共創する自動車保険『&e(アンディー)』」、生活協同組合コープさっぽろの「子育て応援プロジェクト」の5件が選ばれた。

地域賞には、株式会社海遊館の「閉鎖水槽を”ショーウィンドウ”としてメディアに『サンゴショーウィンドウ』」(関西地区)、LINEヤフーコミュニケーションズ株式会社などによる「福岡市屋台基本条例制定 10 周年&長浜屋台街復活!プロモーション」(九州地区)、北海道コンフェクトグループ株式会社の「北海道発、おいしいお菓子づくりと環境再生型農業で北海道の未来を創造」(北海道地区)の3件が選ばれた。

日本マーケティング大賞は、厳しい経済環境の中でも新しいマーケティングやコミュニケーションの手法、もしくはビジネスモデルの開発を積極的に促し、消費者の生活の向上と経済・社会の活性化に資する活動を奨励することを目的に、2009年から実施されている。16回目となる今回は、社会問題解決やSDGsにマーケティングの役割が拡大している中、110件のエントリーの中から厳選な審査を経て受賞プロジェクトが選出された。