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本の総合情報アプリ本コレが1周年 紀伊國屋書店との在庫連携を開始

出版業界8社が出資する株式会社Catalyst・Data・Partnersは、提供する本の総合情報アプリ「本コレ」が2026年10月にサービス開始から1周年を迎えたと発表した。全国の書店との連携を進めており、同月からは新たに紀伊國屋書店との在庫連携を開始した。店頭在庫の検索や取り置き機能などを通じ、読者とリアル書店、出版社をつなぐ基盤づくりを進めている。

全国の参画書店が1,484店舗に拡大、紀伊國屋書店とも連携

2025年10月にサービスを開始した「本コレ」は、書籍・コミック・雑誌の検索から書店在庫の確認、取り置き、新刊予約までを提供する本の総合情報アプリである。大手書店チェーンだけでなく地域密着型書店や独立書店も参加しており、2026年9月末時点で全国1,484店舗の書店が参画している。

2026年10月からは紀伊國屋書店との在庫連携を開始し、アプリ上で検索できる店頭在庫の拡充を図っている。また、2026年4月に在庫連携を開始したくまざわ書店では、「本コレ」経由の取り置き件数が導入前の約1.2倍に増加した実績があるという。同社は今後も書店ネットワークの拡大を進めるとしている。

PUSH配信の平均開封率は8〜10%、広告配信サービスを拡充

「本コレ」では、書店の在庫情報を活用した機能に加え、出版社が読者に向けて書籍や作品の情報を発信できる広告配信サービスの提供も拡充している。

なかでも活用が進むアプリのPUSH配信機能は、2025年10月から2026年9月までの実績に基づく平均開封率が8〜10%を記録した。一般的なアプリPUSH配信の開封率が1〜3%程度とされる中、読書や書籍に関心を持つユーザーに向けて情報を届けることで、新刊や話題作の認知拡大や既刊作品の再訴求を支援している。

PUSH配信では全体配信に加え、年齢・性別、地域、書籍・コミック・雑誌などのアイテム区分、ジャンル、著者、特定の書籍といった条件に応じたセグメント配信に対応する。配信後の分析レポートでは、記事閲覧数や外部サイトへの遷移数などを確認できる。

平均滞在時間は約9分、読者と書店の接点を創出

「本コレ」は、POPUPやバナー、記事掲載を組み合わせることで読者との接点を創出している。作品との出会いや書籍情報の閲覧を目的としたアプリであるため、1回あたりの接触時間が長い点が特徴となっている。平均滞在時間は約9分/セッション、月間平均来訪回数は約3回を記録しており、ユーザーがコンテンツをじっくり閲覧するメディアとして活用されているという。

同社は、書店在庫情報のオープン化と出版社向け広告配信サービスの提供による販促強化を通じて、読者・書店・出版社をつなぐ新たな出版流通インフラの構築に取り組んでいくとしている。

株式会社Catalyst・Data・Partnersの概要

株式会社Catalyst・Data・Partnersは、神奈川県横浜市西区みなとみらい三丁目3番3号横浜コネクトスクエア14階に本社を置き、代表取締役社長は田中 康正が務める。出資企業には、株式会社KADOKAWA、カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社、株式会社学研ホールディングス、株式会社講談社、株式会社集英社、株式会社小学館、日販グループホールディングス株式会社、株式会社ポプラ社(五十音順)が名を連ねる。

主な事業内容は以下の通りである。

  • 出版業界における需要予測サービスの提供
  • 出版物の購買DATABASE「CANTERA」の提供
  • 出版物の購買DATABASE「ANDONE」の提供
  • TSUTAYA/蔦屋書店の購買DATABASE「DB WATCH」の提供
  • 書店へのVポイントサービス提供
  • 「本コレ」アプリの運営
  • コーポレートサイト:https://www.cdp-ltd.co.jp/

本記事は株式会社Catalyst・Data・Partnersの発表をもとに作成。

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