Dellows News

陶芸家白石陽一の個展が表参道の2会場で2026年10月30日より開催へ

陶芸家の白石陽一による新作オブジェを中心とした個展が、2026年10月30日から11月15日まで表参道で開催される。本展は「模倣’Imitation’」と題し、自然の現象に意図を重ねて生まれる造形作品を発表する。会期中は「DESIGNART TOKYO 2026」にも参加する。

自然の現象と作為を重ねる新たな造形

白石陽一は、陶芸における土や火の作用によって偶然生まれる現象を自然の美と捉え、その表情を作品に取り入れてきた。一方で、その偶然性も作り手の意図や手の動きの中で生じるものと考えている。

本展では、自然の作用によって生まれる「現象」を軸に据え、これまでよりも作為の比重を高めた制作に取り組んでいる。自然現象に作り手の意図を重ね合わせることで、偶然と作為のあいだに立ち現れる造形作品が披露される。

手法や素材が異なる2つのアプローチ

展示される作品群のうち、〈pheno〉の名で手がける磁土の器は、液状の土を石膏型に流し込む「泥漿鋳込み(でいしょういこみ)」で制作されている。型が水分を吸うことで生じる流れやしわを生かし、それぞれ異なる表情を残す手法をとっている。

一方、山から掘り出した原土を用いたオブジェは、土を粒状にして型で幾何学的な形に成形した上で焼成される。歪みやひび、収縮も土固有の表情として受け止められている。用途も素材も異なる2つの作品群を通じ、見慣れたものを新しい視点で捉え直すように土と現象の関係性を探求している。

表参道に位置する2つの拠点で展示

作品の展示は、表参道エリアにあるコンセプトストア「ESCAPERS AN OTHER WORLD」と、そこから徒歩約2分に位置する「GALLERY ESCAPERS」の2会場を巡りながら鑑賞する構成となっている。

「ESCAPERS AN OTHER WORLD」はジュエリーと工芸作品にフォーカスを当てたストアであり、「GALLERY ESCAPERS」は2019年に国内外の工芸作家をサポートする代理店として設立されたギャラリーである。

開催概要と作家情報

本展の会期および会場情報は以下の通りである。なお、会場1の所在地について、案内情報には東京都港区北青山と東京都渋谷区神宮前の双方が記載されている。

  • 日程 : 2026年10月30日(金) – 11月15日(日)
  • 時間 : 12:00 – 18:00
  • 定休日 : 11月4日(水)、5日(木)
  • 会場1 : ESCAPERS AN OTHER WORLD (エスケーパーズ アナザーワールド)

〒107-0061 東京都港区北青山3丁目7−10 D2 place(開催概要欄には〒150-0001 東京都渋谷区神宮前5丁目3−3の記載あり)

  • 会場2 : GALLERY ESCAPERS (ギャラリー エスケーパーズ)

〒150-0001 東京都渋谷区神宮前5丁目3−3

  • 参加イベント : DESIGNART TOKYO 2026(https://www.designart.jp/designarttokyo2026/)

作家プロフィール

  • 白石陽一(Yoichi Shiraishi)
  • 1981年福岡県に生まれ、現在は香川県を拠点に制作活動を行う。2010年に多治見市陶磁器意匠研究所を修了して以来、磁土を素材とした作品を中心に陶芸の可能性を探求。自然現象や物理法則への深い関心を背景に、器からオブジェまで幅広い表現に取り組んでいる。

本記事は有限会社SESSIONの発表をもとに作成。

アクセスランキング

今日

1週間