SEGNOSが第三者割当増資を実施 津田将志氏が取締役COOに就任
温度応答性磁性ナノ粒子の開発を手がける株式会社SEGNOSは、BP キャピタル株式会社が運営するTUAT1号投資事業有限責任組合を引受先とした第三者割当増資による資金調達を実施した。あわせて津田将志氏が取締役COOに就任した。今回の調達を通じ、ヘルスケア検査や体外診断用医薬品としての研究開発を加速させるとしている。
資金調達と新役員就任の概要
今回の資金調達は、TUAT1号投資事業有限責任組合(運営:BPキャピタル株式会社)を引受先とする第三者割当増資により行われた。調達金額は非公開としている。
経営体制の強化として取締役COOに就任した津田将志氏は、ヘルスケアスタートアップにて脳梗塞・心筋梗塞のリスクマーカー検査の販路拡大や外部アライアンスに従事した経験を持つ。その後、研究開発型スタートアップに特化したベンチャーキャピタルにおいてアカデミア・事業化支援を行ってきた。同社では経営・戦略立案・オペレーションを管掌し、事業拡大を進める。
出資元であるBPキャピタル株式会社の執行役員である濱田智氏は、大西徳幸代表取締役社長が長年磨き上げてきた研究への驚きとともに「この技術を世に広めたい」という強い想いをもって出資に至ったとし、津田将志氏の参画による事業の力強い前進に期待を寄せている。
独自技術「Therma-Max」と「AptIa法」
株式会社SEGNOSは、創業者である代表取締役社長の大西徳幸氏がJNC株式会社在籍時に開発した独自の温度応答性磁性ナノ粒子である「Therma-Max®」の開発・製造を行う研究開発型ベンチャーである。
中核技術のTherma-Max(温度応答性磁性ナノ粒子)は、大西徳幸氏が1987年にチッソ株式会社(現JNC株式会社)に入社して以来、2009年の神戸大学大学院での博士研究(「熱応答性磁性ナノ粒子の開発」)を起点に磨き上げてきた技術だという。東京農工大学が開発したDNAアプタマーと組み合わせた独自の検出法「AptIa法」は、従来のELISA法に対して1/2〜1/10のコスト・1/2〜1/3の時間・1〜10倍の感度を実証しており、既存の検査手法では捉えきれなかった微量な疾患のサインを少量の血液から検出できる可能性を示している。
JNC株式会社とのパートナーシップ
株式会社SEGNOSは2024年、JNC株式会社からのカーブアウトにより設立された。設立時から協力関係にあり、技術供与元であり既存株主でもあるJNC株式会社は、今回の資金調達ラウンド以降も株主として名を連ねる。両社は技術・資本の両面でのアライアンスを今後も継続するとしている。
株式会社SEGNOSの概要
- 社名:株式会社SEGNOS
- 設立:2024年2月
- 本社所在地:〒260-0856 千葉市中央区亥鼻1-8-15 千葉大亥鼻イノベーションプラザ308号室
- 代表取締役社長:大西徳幸
- 事業内容:高感度診断材料の開発・製造・販売、検査キットの開発
- URL:https://segnos.co.jp/
本記事は株式会社SEGNOSの発表をもとに作成。
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