思考ノートアプリThinkSpace新版公開 MCP連携と音声説明機能を追加
NextBuild合同会社代表の榎田直哉は、2026 年 10 月 16 日、思考ノートアプリ「ThinkSpace」のiPhone、iPad、Mac向け新バージョンを公開しました。今回の更新では「AI から送る (MCP 連携)」と「説明する」の2つの機能が追加されています。AIとの対話で得た情報を自ら並べ直して自分の言葉で説明する過程を支援することが狙いです。
設計の軸を「人が並べて考える」へ移行
ThinkSpaceは2023 年 9 月に生成AIでアイデアやマインドマップを自動生成する機能を公開しました。それから3年が経過し生成AIが普及した一方で、AIにまとめさせた情報は読んだ直後に理解した気になっても定着しにくいという実感や、エンジニアの間で「認知負債」という言葉が広がり始めている背景がありました。
教育心理学の生成学習理論では、学習者自身が情報を選んで並べ、既知のことと関係づけた時に理解が定着するとされています。この考え方をもとに、同アプリは「AIが思考マップを作る」形から、「AIと集めた材料を自分の手でカードにして並べて眺める」設計へと軸を移しました。
追加された2つの新機能
新バージョンで提供される機能は以下の通りです。

- AI から送る (MCP 連携)
ChatGPT、claude.ai、Claude CodeなどのAIでやり取りした内容を、会話の途中からThinkSpaceの受信箱へ直接送信できます。届いた内容はカードとして展開でき、利用者が並べるなどの作業を行います。AI側の標準規格MCP (Model Context Protocol)に対応したサーバーとして公開されているため、対応するAIアシスタントから送信可能です。
- 説明する
作成した思考マップを見ながら声で説明すると、その場で文字起こしが行われて文章になります。人に説明しようとすることで理解の足りない箇所が分かるという学習法を機能化したもので、文章はAIで整えたり他のアプリへ渡したりできます。音声認識にはApple標準の機能が使われ、対応する端末と言語では音声を端末の外に送らずに処理されます。
開発者の狙い
開発者の榎田直哉は、AIを使った思考マップは頭に残りづらいと気づいたことや、長年の利用者から自由に書き出して並べて眺められる点が評価されていたことに触れ、「AIには材料を出してもらい、選んで並べるところは自分でやる。その分業が、AI時代の考える道具の形だと考えています」とコメントしています。
ThinkSpaceについて



ThinkSpaceは2018 年から個人開発が続けられている思考ノートアプリです。前身のMapNoteを含むシリーズ累計ダウンロード数は100 万を超えており(ThinkSpace単体で約 90 万、MapNoteシリーズで約 10 万。新規ダウンロードのみの集計)、利用者の半数以上は日本国外で、22の言語に対応しています。
- 名称: ThinkSpace – Mind Map & Notes
- 対応: iPad / iPhone / Mac
- 価格: 無料 (一部機能は有料プラン)
- App Store: https://apps.apple.com/jp/app/id1335574515
- サポートサイト: https://support.thinkspace.nextbuild.jp/
本記事は榎田直哉 (NextBuild合同会社代表)の発表をもとに作成されています。
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