AI翻訳ツール「Immersive Translate (没入型翻訳)」、ISO 27001・27701ダブル認証を取得。日常の翻訳シーンでプライバシー保護をさらに強化
Immersive Translateがセキュリティ・プライバシーの国際認証2種を取得 CATEGORY: テクノロジー

香港のFUNSTORY.AI LIMITEDは、同社が提供する「Immersive Translate (没入型翻訳)」において、2026年9月に情報セキュリティマネジメントシステムの国際規格「ISO/IEC 27001:2022」およびプライバシー情報マネジメントシステムの国際規格「ISO/IEC 27701:2019」の2つの認証を正式に取得したと発表しました。情報セキュリティ管理やユーザーのプライバシー保護、データガバナンスにおける管理体制の確立を示すものとしています。
2つの国際規格の認証を取得し管理体制を強化
ISO/IEC 27001は、情報の機密性、完全性、可用性を中心に、企業の情報セキュリティリスク管理に対する体系的な要件を定めた規格です。一方、ISO/IEC 27701はプライバシー情報管理に拡張した規格で、個人情報の収集、利用、保存、転送、廃棄などのプロセスに対する具体的な管理要件を規定しています。
今回の認証取得に向け、Immersive Translateではデータ転送、アクセス権限、サーバーセキュリティ、ログ監視、ディザスタリカバリ、セキュリティインシデント対応などを網羅する体制を整備しました。さらに、最小権限の原則を徹底し、セキュリティ評価をプロダクト開発の上流工程に組み込んでいます。
翻訳プロダクトでは、公開記事だけでなく個人的なメールや未発表の論文、企業の内部文書なども扱われるため、プライバシー保護が重要視されます。同プロダクトでは、過去に大手テクノロジー企業から関連データの高額買い取り提案を受けた際も、ユーザーデータをビジネスに転用しない方針から拒否したとしています。

また、2025年8月にウェブページのスナップショット共有機能がプライバシーに関する議論を呼んだ際には、直ちに関連機能を停止し、データセキュリティやプライバシーの仕組みを再整理しました。これにより、セキュリティを問題発生後の対処ではなく設計段階から考慮する方針を明確にしています。開発チームは「優れた翻訳ツールとは、ユーザーが世界をより自由に見られるようにするものであり、世界からユーザーを見えやすくするものではありません」とコメントしています。

契約書レイアウトの再現や端末内での匿名化機能
同ツールには、日常業務や情報収集を支援する各種機能が備わっています。英語の原文と日本語訳を段落ごとに並べて表示する機能のほか、PDF翻訳機能「BabelDOC」では、ドキュメントを解析して表、脚注、数式などの非テキスト要素を抽出し、翻訳後も元のレイアウトを高度に再現した双語対照版などを確認できます。
さらに、機密情報を含む文書向けに「機密情報の匿名化(OneAIFW)」機能を搭載しています。翻訳を行う前にブラウザ内のローカル環境でオフラインの小規模モデルが内容をスキャンし、氏名、住所、電話番号、銀行口座、パスワードなどの項目を自動検出して匿名テキストに置き換えます。クラウドの翻訳モデルには匿名化されたテキストのみが送信され、ローカルに戻った後に元の情報へと復元される仕組みです。このシステムのソースコードは、GitHubにてMITライセンスでオープンソースとして公開されています(github.com/funstory-ai/aifw)。利用には、プラグインを最新版に更新し、詳細設定のプライバシーモード(Beta)内のOneAIFW項目で「組み込み」を選択します。

funstory.aiについて
funstory.aiは2017年11月にMicrosoftやGoogle等の出身者により設立されました。文学・情報向け独自AI翻訳・制作システムを基盤に、コンテンツの海外展開を推進する包括的ソリューションを提供しています。
- サービスURL: https://immersivetranslate.com/ja/
- 公式サイト: https://funstory.ai/en/home-english/
本記事はFUNSTORY.AI LIMITEDの発表をもとに作成しました。
ビジネスパーソンの課題解決と納得感にこだわるDellows News編集部。キャリア論からAI、健康法まで幅広い分野に対応し、複雑なテーマでも平易な言葉で丁寧に解説。読者が「明日から使える」知識やヒントを得られるよう、具体的な事例・データ・専門家の見解を交えて執筆。情報を整理し、納得感ある記事づくりを心がけています。



