ラーメン店のキャッシュレス非対応で入店断念が53.3% 都内意識調査
株式会社エム・ピー・ソリューションは、東京都在住の20歳~69歳男女600人を対象に実施した「ラーメン店における決済利用状況」に関するアンケート調査の結果を公表した。日常的に飲食店でキャッシュレス決済を利用する層であっても、約4人に1人がラーメン店では現金を利用している実態が明らかになった。さらに、キャッシュレス非対応を理由にラーメン店の利用を諦めた経験を持つ人が半数を超えている。
9割超がキャッシュレス希望も約4人に1人が現金払い
普段の外食でキャッシュレス決済を主に利用する層を対象にラーメン店で最も利用する決済方法を聞いたところ、「QRコード決済」が31.6%で最多となり、「現金」が23.5%で続いた。一方で、すべての決済方法に対応している場合に最も利用したい決済手段を尋ねると、キャッシュレス決済を希望する人が93.2%に達し、現金希望は6.8%にとどまった。年代別でも20代で93.0%、60代で91.4%と、世代を問わず9割超がキャッシュレスを求めている。
また、ラーメン店で現金を最も多く使っていると回答した141人のうち、73.8%にあたる104人が「本当はキャッシュレスで支払いたい」と回答した。これは調査対象全体の17.3%に相当し、店舗の環境によってやむを得ず現金決済を選択している利用客の存在が示されている。





直近1年間の利用において、キャッシュレス非対応(現金専用の券売機を含む)を理由にラーメン店の利用を諦めた経験があるかについては、「何度もある」(31.8%)と「1~2回はある」(21.5%)を合わせて53.3%が入店を断念した経験があると回答した。

年代別では、20代が69.0%と最も高く、30代が55.6%、40代が57.6%となった。特に20代から40代の半数以上が現金専用であることを理由に利用を諦めた経験があり、店舗側の機会損失につながっている傾向がうかがえる。また、すべての決済手段が使える場合にキャッシュレスを希望する層(559人)に対し、現金のみ対応の店とキャッシュレス対応の店が並んでいた場合の選択を尋ねると、51.5%が「キャッシュレス決済が可能な店を選ぶ」と回答した。この割合は20代で67.5%に達している。

券売機のストレスや持ち合わせの不足も顕在化

キャッシュレス非対応であることによる「現金の持ち合わせ」に関する困りごとでは、「現金がなかったので、食べるのを諦めた」(19.0%)、「現金の持ち合わせがなく、ATMにお金を下ろしに行った」(16.8%)、「家/職場などに現金を取りに行った」(16.3%)などが挙がり、全体の55.0%が何らかの不便を経験していた。


さらに、キャッシュレス非対応の券売機に対して「よくある」「たまにある」を合わせた50.8%(305人)がストレスや手間を感じていると答えた。具体的な内容としては「後ろに人が並んでいて焦った」(40.0%)や「細かい小銭を探すのが面倒だった」(40.0%)が多く、「店員に両替を頼むのが手間に感じた」(28.9%)、「キャッシュレス非対応と知らずに並んでしまった」(20.0%)、「新紙幣対応・新硬貨対応ができておらず使えなかった」(13.4%)といった声も寄せられた。
キャッシュレス決済に対応している場合、現金決済のみの店舗と比べてトッピングの追加やサイドメニューを注文しやすくなると感じるかについては、56.5%が「非常にそう感じる」「ややそう感じる」と回答した。世代別では20代が70.5%、30代が68.6%となった。
また、普段通っている現金決済のみのラーメン店がキャッシュレスに対応した場合、51.0%が「来店頻度が増えると思う」と回答した。普段は現金で支払っているものの本当はキャッシュレスを利用したい層(104人)に限っても、40.4%が来店頻度が増えると答えており、決済手段の拡充が利用機会の創出につながる可能性が示されている。
【調査概要】
- 調査名:東京都のラーメン店における決済実態調査2026
- 調査対象:日常的に利用する飲食店でキャッシュレス決済をメインに利用し、ラーメン店(街中華を除く専門店のみ)を月1回以上利用する東京都在住20歳~69歳の男女600人(事前調査:東京都在住20歳~69歳男女2,000人)
- 調査方法:インターネット調査
- 調査期間:2026年7月17日~2026年7月29日
本記事は株式会社エム・ピー・ソリューションの発表をもとに作成されています。
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