hacomono、シリーズDで46億円調達
株式会社hacomonoは、シリーズDラウンドで総額46億円の資金調達を実施し、累計資金調達額は120億円に達した。hacomonoは、ウェルネス産業向けのオールインワン・マネジメントシステムを提供するインダストリーSaaSスタートアップだ。
今回の資金調達では、JPインベストメント、三井不動産とグローバル・ブレインが共同で運営する31VENTURES、米東海岸の名門アイビーリーグ大学の基金を運用する海外投資家、ゆうちょ銀行とSpiral Innovation Partnersが共同で運営するゆうちょ Spiral Regional Innovation Fundの4社を新たに加え、既存投資家のALL STAR SAAS FUND、GMO VenturePartners株式会社が引受先となった。
hacomonoは、少子高齢化や労働力不足、地方過疎化など、日本を含む先進国が直面している複数の社会問題を解決するため、ウェルネス産業の発展を推進している。前回の資金調達から1年8ヶ月の間に、ARRはT2D3以上の成長を継続し、導入店舗数は約2.6倍、決済流通額は約7倍以上、利用ユーザー数は610万増加するなど、高い成長を遂げている。
今回調達した資金は、Layer Cake戦略の加速、Fintech新サービスの拡充、IoT x AI新サービスの拡充、近接ドメインへのGo to Market、新しいサービス・プラットフォーム群の投入、M&A、グローバルの推進など、6つの戦略的投資領域に充てられる予定だ。
また、hacomonoは既存事業の拡大と新規事業の推進に向けて人材採用を大幅に強化し、2025年内に100名規模の増員を目指す。
hacomonoは、2019年3月にサービスをリリースし、これまでに8,000店舗以上に導入されている。同社のサービスにより、リアル店舗における予約・決済や入会手続きがオンラインで完結し、店舗での事務手続きや支払い手続きの煩わしさが大きく削減される。また、月謝の引き落としや未払い徴収に関するオペレーションも自動化され、スタッフ業務の大幅な省力化が図れる。