MDNI GROUP、ロサンゼルス・ウエストウッドで72戸のモジュラー式アフォーダブル住宅を開発 ─ 工場製造「モジュラー工法」で、短工期・高品質・環境配慮を両立
MDNI GROUPが米LAにモジュラー工法のアフォーダブル住宅72戸を開発へ
CATEGORY: ビジネス
米ロサンゼルスを拠点に住宅開発を手がけるMDNI GROUPは、ロサンゼルス・ウエストウッドエリアにおいて、全戸をアフォーダブル住宅とする72戸のマルチファミリー住宅「1437 S. Bentley Avenue」プロジェクトを開発します。建物を工場で製造して現場で組み立てるモジュラー工法を採用し、GuerdonおよびLowney Architectureと連携して推進します。高所得なジョブセンターに囲まれ手頃な住宅が不足する同エリアにおいて、短工期・高品質・環境配慮を両立した住まいの提供を図ります。
開発地は、サンタモニカとセンチュリーシティに挟まれたウエストウッド × Sawtelle サブマーケットに位置します。周辺にはUCLA、Cedars-Sinai、センチュリーシティ、サンタモニカのテック企業群などが立地する職住近接の環境で、Sawtelle Japantownにも近いインフィル立地でありながら、手頃な新規住宅の供給が慢性的に不足しています。




今回のプロジェクトは、極低所得(ELI)・超低所得(VLI)・低所得(LI)の各区分を対象とした全72戸(1BR中心、Type IIIA・5階建て)のアフォーダブル住宅です。ウエストウッド周辺で働く人々に手頃な住まいを供給することで、需給ギャップの解消を目指します。



建物の構造体・内装・設備を工場でモジュールとして製造し、現場へ輸送・設置・接合するモジュラー工法を導入します。現場での造成・基礎工事と工場製造を並行して進めることで、全体工期を最大30〜50%短縮できる見込みです。
空調管理された工場内でミリ単位の精度で製造するため、施工のばらつきが少なく検査精度が向上します。さらに廃棄物を最大90%削減し、高気密・高断熱仕様により従来比で最大15%の省エネを実現するとしています。現場工事の期間が短いため、周辺地域への騒音や粉塵、交通渋滞などの影響を抑えられる点も特徴です。
専門メーカーおよび設計事務所とのパートナーシップ
モジュラー製造は、米国アイダホ州ボイシに本社を置くGuerdonが担当します。同社によれば、これまでに200件を超えるプロジェクトを完成させ、累計製造面積は1,400万平方フィート超、17,000モジュール超の実績を持ちます。自社工場での一貫生産体制と品質管理のもと、基礎工事と並行してユニットを製造し、工期短縮やコスト超過リスクの抑制を図ります。
設計は、カリフォルニア州オークランドに本社を構えるLowney Architectureが担います。同社によれば現在60件を超えるモジュラープロジェクトが進行中で、これまでに手がけたモジュラー住戸は5,300戸超です。規格化や標準化によって工場の生産効率と材料ロス削減を図り、品質・スピード・コストの両立を目指します。
なお、本プロジェクトのエクイティ調達においては、日本のPBアセットマネジメント株式会社が組成したファンドがLP出資を行っています。
- プロジェクト名:1437 S. Bentley Avenue(72戸 モジュラー式アフォーダブル住宅開発プロジェクト)
- 所在地:S. Bentley Avenue & 11061–11063 W. Ohio Avenue, Los Angeles, CA 90025
- 規模:5階建て/全72戸(1BR中心、管理人住戸1戸を含む)/Type IIIA
- 敷地面積:12,009平方フィート(約1,116㎡)
- 総建築面積:45,030平方フィート(約4,184㎡)
- 工法:モジュラー工法(工場製造+現場据付)
- 事業主体:MDNI GROUP
- モジュラー建設パートナー:Guerdon
- 設計パートナー:Lowney Architecture

本記事はMDNI GROUPの発表をもとに作成されています。
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