南九州市の番所鼻自然公園が令和8年度都市景観大賞で最高賞の国土交通大臣賞を受賞
鹿児島県南九州市頴娃町にある番所鼻自然公園(bandpark)が、令和8年度都市景観大賞の「景観まちづくり活動・学習部門」において、最高賞となる「大賞(国土交通大臣賞)」を受賞した。対象となったのは、地域住民を中心に取り組んできた「住民有志の発意による100年後も語り継がれる風景づくり-bandpark 番所鼻自然公園リ・デザイン-」である。長年親しまれてきた自然景観を守りながら、地域住民や民間事業者、行政などが協力して新たな魅力を生み出してきた取り組みが高く評価された。
景観改善の課題から始まった住民主導の再生
番所鼻自然公園は、東シナ海に面し、「薩摩富士」とも呼ばれる開聞岳を望む南九州市を代表する景勝地だ。日本地図の作成で知られる伊能忠敬が、その景観を「けだし天下の絶景なり」と称賛したと伝えられている。
一方で、公園内には利用されなくなった建物が残されており、景観の改善が地域の課題となっていた。こうした状況を受け、地域住民が中心となって公園の再生に向けた活動を開始した。地域内外の多様な人材が参画し、自然環境を生かした新たな公園づくりが進められてきた。
自然と人がつながる交流拠点「bandpark」
公園のリ・デザインでは、豊かな自然景観を最大限に生かしながら、訪れる人がゆっくりと過ごせる空間づくりが進められた。公園内には案内所を兼ねたカフェや展望スペースなどが整備され、開聞岳と東シナ海が織りなす雄大な景色を楽しむことができる。
また、民間事業者と連携した公園の管理・運営など、持続可能な公園づくりに向けた取り組みも行われている。かつての課題を地域の魅力へと変え、観光客だけでなく地域住民にも親しまれる場所となっている。
令和7年度グッドデザイン賞に続く全国的な評価
番所鼻自然公園「bandpark」は、2025年度グッドデザイン賞(令和7年度グッドデザイン賞)も受賞している。今回の都市景観大賞の受賞により、景観を守りながら地域の活性化につなげる取り組みが、改めて全国的に評価される結果となった。
なお、同公園および観光に関する問い合わせ窓口は以下の通り。
- 公園に関すること:南九州市 都市政策課 公園管理係(電話:0993-83-2597)
- 観光に関すること:南九州市 商工観光課 観光水産係(電話:0993-83-2611)

本記事は南九州市の発表をもとに作成。
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