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役職定年で失われる50・60代の活躍機会――AI時代に、積み重ねてきた知見が循環する社会を目指して起業。9月より新たな取り組みも

NOWAL、役職定年層の転職支援で入社前AI講習と半年メンタリングを導入

CATEGORY: ビジネス

役職定年層に特化した転職・採用支援サービス「NOWAL CAREER」を手がける株式会社NOWALは、2026年9月20日より、採用決定者の早期活躍を目的とした支援を開始しました。従来の転職・採用支援に加え、入社前のAI・業務アプリケーション講習と、入社後6か月間のメンタリングを新たに導入しています。大手企業で培われた知見を持つ50・60代の人材が、新たな職場で円滑に業務へ適応し成果を創出できるよう、採用から入社後までを一貫して支援する体制へと拡充しました。

役職定年と管理職不足がもたらす需給のミスマッチ

大手企業を中心に導入されている役職定年制度は、組織の新陳代謝や次世代への役割継承を目的としています。HR総研が2020年4月に実施した「働き方改革(多様な働き方)の実施状況に関するアンケート」によると、従業員1,001人以上の企業の57%が役職定年を制度や慣行として運用しているとされています。一方で、役職定年を経験した当事者からは、担う役割が限定されて年収が低下したという声が聞かれます。

他方で、企業の採用現場では、経営や事業の重要ポジションを担う人材の確保に課題を抱えるケースが存在します。就職氷河期に新卒採用を抑制した影響などから、40代後半から50代前半の管理職層が不足している企業があるものの、定年までの期間や年齢構成などを理由に50・60代の人材が採用候補から外れることもあります。社会の中に豊富な実務経験や専門性がありながらも、両者が十分につながっていない人材のミスマッチが生じています。

起業の背景と大手企業出身者向け転職支援の開始

NOWAL代表取締役の池田幸平氏は、自身の親世代が役職定年を機に自信を失っていく姿を目にしたことや、前職のリクルートで約13年間にわたり法人営業や新規事業開発に携わる中で、シニア層向け転職支援の少なさに課題を感じたことをきっかけに、2025年10月に同社を設立しました。

その後、2026年3月に大手企業の役職定年層に特化した転職・採用支援サービス「NOWAL CAREER」を開始しました。業界をリードする大手企業で経営・事業・組織の中核を担ってきた50・60代の人材と、その知見を必要とする企業をマッチングしており、すでに大手総合電機メーカーで役職定年を経験した技術職の人材が、別のメーカーの重要ポジションで採用されるといった実績が生まれています。

入社前AI講習と6か月間のメンター伴走を新設

求人企業からの入社後の早期活躍に対する期待が高まる一方、新たな職場における組織文化への適応や、生成AIを含む業務ツールの習熟が課題となる場合があります。これを受け、同社は求人企業へ追加費用を求めない付随サービスとして、2つの支援プログラムを導入しました。

  1. 入社前|AIを含む業務アプリケーションの講習

生成AIやGoogle Workspaceなど、入社先での実務に必要なツールやアプリケーションの習熟を支援し、円滑な業務開始を後押しします。

  1. 入社後|専任メンターによる6か月間の伴走支援

専任メンターが定期的な面談、週報、サーベイなどを通じて入社後6か月間にわたり伴走し、組織への適応や課題の早期把握を支援します。

経験や知見が企業の垣根を越えて循環する社会へ

大手企業で培われた50・60代の知見は、専門スキルにとどまらず、組織マネジメントや事業上の困難を打開してきた経験も含みます。採用市場では長期的な就労期間を重視する傾向も残る中、池田氏は「この3~5年で、どのような価値を発揮していただけるか」という視点の重要性も提起しています。社名にある「NO WALL」の想いのもと、年齢による壁を取り払い、人材の経験が社会の中で循環し続ける仕組みづくりを目指すとしています。

株式会社NOWAL 概要

  • 代表者:代表取締役 池田 幸平
  • 設立:2025年10月
  • 所在地:東京都品川区東品川4-12-6 品川シーサイドキャナルタワー4F
  • 事業内容:有料職業紹介事業(許可番号:13-ユ-319059)
  • 公式サイト:https://nowal.co.jp

本記事は株式会社NOWALの発表をもとに作成しました。

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