福岡県のおおのじょうシティミュージアムで特別展「金色のお経」開催へ
福岡県大野城市のおおのじょうシティミュージアムで、令和8年10月24日から12月13日まで令和8年度秋季特別展「金色のお経―国宝銅板法華経と聖地四王寺山の経筒―」が開催されます。西日本新聞社が共催します。
本展では、求菩提山の普賢窟に奉納された「国宝・銅板法華経」や聖地四王寺山の経塚文化を通じて、身近な人を思い偲ぶ九州北部地域の人々の祈りについて紹介します。
平安時代の信仰と国宝の銅板法華経を紹介
平安時代は『妙法蓮華経』(法華経)に対する信仰が隆盛し、仏像や写経の制作が頻繁に行われました。展示では、当時の人々を魅了した法華経の世界を取り上げます。
銅板に鑿(たがね)で経文を刻んだ銅板経は全国で5例ほど知られており、そのうちの2点として国宝の銅板法華経(求菩提山普賢窟出土)と銅板法華経(大分県長安寺経塚出土)が挙げられます。会場では、国宝の銅板経33枚が一堂に展示されます。
聖地・四王寺山にみる人々の祈り
大野城市東部に位置する四王寺山は、古代山城・大野城が築城された軍事拠点である一方、奈良時代に敵国への対抗を祈念して四天王寺が創建され、平安時代には経塚文化の中心地のひとつとなりました。
平安時代の四王寺山は全国に先駆けて経塚が多数造営された聖地であり、納められた経筒には現世安穏や父母供養などを願って様々なほとけの姿が彫られています。展覧会では、さまざまな形の経筒などから当時の祈りの姿を紹介します。
講演会やワークショップなどの関連行事も実施
会期中には複数の関連イベントが予定されています。
令和8年11月3日には、大野城まどかぴあ 多目的ホールで関連講演会「九州北部の経塚文化」が開催されます。福岡大学名誉教授の小田富士雄氏による講演「山岳信仰と経塚―霊山と原始修験―」と、求菩提資料館前館長の栗焼憲児氏による講演「求菩提山中興の祖 頼厳上人と銅板法華経」が行われます。参加費は無料で、定員は200名(要事前申込、応募多数の場合は抽選)です。
令和8年11月14日には、西日本香りと文化の会 香道研究家の森光瞳氏を講師に迎えた関連ワークショップ「香りを知る、香りをつくる 文香ワークショップ」がおおのじょうシティミュージアム M2階講座学習室で開かれます。参加費は500円で、定員は30名(要事前申込、応募多数の場合は抽選)です。
このほか、担当学芸員による事前申込不要の関連ギャラリートークが、10月25日、11月15日、11月23日、11月29日、12月6日におおのじょうシティミュージアム 3階企画展示室で実施されます(参加無料、当日の観覧券が必要)。
開催概要




- 会場:おおのじょうシティミュージアム 3階企画展示室(福岡県大野城市曙町3丁目8-3)
- 会期:令和8年10月24日(土)~12月13日(日)
- 開場時間:午前9時~午後5時(入場は午後4時30分まで)
- 休館日:月曜日(月曜日が祝日、振替休日の場合、翌平日)
- 観覧料:一般300円(200円)・高校生以下無料
※障害者手帳等をご持参の方とその介護者1人は無料 ※カッコ書きは友の会会員料金または団体料金 ※11月3日(祝・火)、7日(土)、8日(日)は観覧料無料
- 電話番号:092-558-5000
本記事はおおのじょうシティミュージアムの発表をもとに作成しました。
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