青山商事、衣類回収を促す専用タグの取り付けを2026年秋冬商品より順次開始へ
青山商事株式会社は、循環型社会の実現に向けたプロジェクト「WEAR SHiFT(ウエアシフト)」を加速させるため、2026年秋冬商品より使用済み衣類の回収を促す専用タグの取り付けを順次開始します。スーツからカジュアルアイテムまでほぼすべての商品を対象とし、ポケットの内側や裏地などに回収を呼びかけるメッセージを込めたタグを取り付けます。10月20日の「リサイクルの日」を機に、資源循環の取り組みをさらに推進する考えです。
環境省の「サステナブルファッションの推進に向けたアクションプラン」によると、日本国内において家庭から排出される衣類の廃棄は年間約46万トンにのぼり、大量廃棄による環境負荷がアパレル業界の社会課題となっています。こうした状況を受け、広島県福山市に本社を置き代表取締役社長を遠藤 泰三氏が務める青山商事は、衣服の生産から廃棄にいたる環境配慮の活動として、使用済み衣類を回収し99%再利用する「WEAR SHiFT」を進めています。
今回新設されるタグは衣服のデザインを損なわないよう、ポケットの内側や裏地などの目立たない場所に縫い付けられ、「着なくなった服は、捨てずに店舗の回収ボックスへ」というメッセージが込められています。衣類の役目を終える際に廃棄ではなく資源循環という選択肢を提示する狙いがあります。
タグの取り付けは、シューズやベルトなど縫い付けられないものを除く、ほぼすべての商品が対象となります。


- ビジネスアイテム:スーツ、ジャケット、スラックス、スカート、コート、礼服、ベスト、ドレスシャツ、ブラウス、ネクタイなど
- カジュアルアイテム:カジュアルシャツ、Tシャツ、トレーナー、ニットポロ、ニットベスト、セーター各種、ブルゾンなど
使用済みの衣類は「洋服の青山」および「SUIT SQUARE」の全店舗に設置されているリサイクリングBOXで回収されます。回収対象は自社製品だけでなく他社製品も含まれ、タグの縫い付け対象外であるシューズやベルトなども対象となります。希望者には次回のお買い物で利用できるクーポン券が発行されます。

回収衣類の再利用と社会還元
「WEAR SHiFT」は、1998年に開始した下取りサービスを進化させ、2023年10月より全国700超の店舗にリサイクリングBOXを設置して衣類回収を行っているプロジェクトです。回収された衣類は以下のような形で活用されています。
- 新製品への再生:リユースできるものは古着として流通させるほか、ウールやポリエステルなどのリサイクル素材へと紡績し直し、スーツやコートなどの新たな製品に再生されます。回収した衣類の再利用率は約99%です。
- 防災毛布の寄贈:回収した衣類の一部を使用して防災毛布を作製し、2019年からこれまでに計12自治体へ総数3,300枚を寄贈しています。これをきっかけに9自治体と包括または防災に関する連携協定を結んでいます。
- 森林保全活動:2022年に青山商事、一般社団法人more trees、高知県梼原町の3者で「森林保全に関する連携協定」を締結して「AOYAMAの森」を始動しました。衣類の回収量に応じて1kgあたり10円を寄付し、植樹を通じた多様性のある森づくりを推進しています。

本記事は青山商事株式会社の発表をもとに作成しました。

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