Shelltas、都のアクセラレーター海外展開プログラムに採択
ホタテ貝殻を活用した素材開発を手がける株式会社Shelltasは、東京都が主催し日本貿易振興機構(JETRO)が運営する「X-HUB TOKYO GLOBAL STARTUP ACCELERATOR OUTBOUND PROGRAM 2026」のシンガポールコースに採択されました。同社は独自の焼成技術によって開発した海洋由来カルシウム素材「SeaFect®」などを軸に、シンガポールを拠点とした東南アジア(ASEAN)への事業展開を目指しています。

東京都大田区に本社を置くShelltasは、約9年にわたる研究を経て、日本の水産加工の過程で生まれる北海道産ホタテ貝殻を独自の焼成技術で海洋由来カルシウム素材「SeaFect®」へと転換しました。
同社は単なる資源の再利用にとどまらず、水環境、農業、養殖、建材などの産業分野で研究開発や用途開発を進めています。気候変動による高温化や水環境の変化に対応するため、SeaFect®を起点とした水環境設計技術「Water OS®」の開発も進め、持続可能な食料生産を支える仕組みの構築を目指しています。
同社は2026年に入り、シンガポールを海外事業における最重要拠点の一つに位置づけ、現地での活動を本格化させています。これまでにも水産養殖分野の国際イベントでの口頭発表や、農業・食品分野の国際イベントへの登壇(予定含む)などを行ってきました。
研究機関やスタートアップ、大企業、投資家が集まる現地のイノベーションエコシステムを活用し、市場検証や事業パートナー開拓を進めているほか、将来的にはシンガポール法人の設立についても具体的に検討しています。同社はシンガポールをハブとして技術と事業モデルを磨き、ASEAN各国へ展開する体制の構築を視野に入れています。
X-HUB TOKYOを通じた支援内容
今回のプログラム「X-HUB TOKYO」は、東京発スタートアップのグローバル展開を支援する取り組みです。2026年度シンガポールコースではATUM Venturesが提携パートナーを務め、ASEAN市場への事業拡大を支援します。
支援内容には、現地市場や顧客ニーズの検証、企業や研究機関とのPoC(概念実証)創出、事業パートナー開拓、投資家とのネットワーク構築、シンガポールを起点とする事業モデルの構築などが含まれます。同社は2026年10月26日から30日にかけて、現地で実施されるプログラムにも参加する予定です。
代表取締役の徳田浩一氏は、シンガポールを起点として東南アジアへ事業を展開し、現地の企業や研究機関とともに技術の活用領域を広げていきたいとする考えを示しています。
株式会社Shelltasの概要
- 会社名:株式会社Shelltas
- 代表取締役:徳田 浩一
- 設立:2023年1月
- 所在地:東京都大田区中央1-16-8 シャンボール大森1F
- 事業内容:SeaFect®およびWater OS®を中心とした素材・水環境技術の研究開発、製品化、事業開発
- Web:https://shelltas.com/
本記事は株式会社Shelltasの発表をもとに作成しました。
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