徳間書店が香納諒一の長篇小説川崎警察 遠雷雨を10月16日に発売へ
株式会社徳間書店は、香納諒一氏による長篇小説『川崎警察 遠雷雨』を発売する予定です。発売日は冒頭で10月16日(金)、書誌情報で2026年10月16日(金)とされています。ウェブサイトでは冒頭部分(P16まで)の特別無料公開も実施されています。
高度経済成長期の昭和史を背景にした警察小説
本作では、グランドキャバレーのプレ・オープンに乱入した男がボディガード三人を屠り、暴力団幹部と会長を殺害して逃走する事件から物語が始まります。プロの犯行とみられるなか、神奈川県警川崎警察刑事一係のデカ長、車谷一人は捜査協力を要請されます。被害者に同じ期間のフィリピンへの複数渡航歴が判明する一方、事件は新たな犠牲者を生み拡大していきます。敗戦から高度経済成長への昭和史のなかで取り残された者たちの怒りと悲しみが描かれます。
1973年の川崎を舞台にしたシリーズ第3弾

著者の香納諒一氏は、本作の舞台となる1973年について終戦後28年目に当たると説明し、70年代を「戦後」という観点から描く警察小説の3冊目にあたると述べています。車谷一人デカ長をはじめとする川崎警察の面々が、時代の流れの中で社会の片隅へと追いやられていった人々が絡む難事件に挑む内容となっています。
著者は1963年、横浜市出身で早稲田大学卒業後、出版社に勤務しました。1991年に「ハミングで二番まで」で第13回小説推理新人賞を受賞し、翌年に『時よ夜の海に瞑れ』(祥伝社)で長篇デビューを果たしました。1999年には『幻の女』(角川書店)で第52回日本推理作家協会賞を受賞しています。
書誌情報および関連作品

『川崎警察 遠雷雨』の書誌情報は以下の通りです。発売日の表記には一部揺れが見られます。
- タイトル:川崎警察 遠雷雨
- 著者:香納諒一
- 定価:2,750円(税込)
- 判型:四六判上製
- ページ数:392ページ
- 発売:2026年10月16日(金)(本文冒頭には「10月16日(金)」と記載)
- ISBN:978-4-19-866282-0
- 商品ページ:https://www.tokuma.jp/book/b680879.html
- Amazon:https://www.amazon.co.jp/dp/4198662827/
あわせて、シリーズ作品として以下の2作が刊行されています。
- 『川崎警察 下流域』(定価:990円(税込)、判型:文庫判、ページ数:432P、発売:2025年2月、ISBN:978-4-19-894997-6)
- 『川崎警察 真夏闇』(定価:2,200円(税込)、判型:四六判上製、ページ数:328ページ、発売:2024年4月、ISBN:978-4-19-865817-5)

本記事は株式会社徳間書店の発表をもとに作成しました。
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