大丸有で企業連携SDGs 個人参加でポイント付与

三菱地所株式会社、農林中央金庫、株式会社日本経済新聞社、株式会社日経BP等で構成される大丸有SDGs ACT5実行委員会は、2024年5月7日より約7ヵ月間にわたり、「大丸有SDGs ACT5」を実施する。就業者約35万人、約5,000事業所が集う大手町・丸の内・有楽町エリア(大丸有エリア)を起点に、企業や団体の枠を超えてまちぐるみでSDGs活動を推進するプロジェクトだ。

5年目となる今年度は、2021年度から導入している個人のSDGs活動でポイントが貯まる「ACT5メンバーポイントアプリ」を、「丸の内ポイントアプリ」に統合し、さらに多くのユーザーへの訴求と行動変容の促進を図っていく。4月1日より「丸の内ポイントアプリ」上で、ACT5キャンペーンにエントリーできるようになっている。

「大丸有SDGs ACT5」では、「サステナブルフード」「環境」「ひとと社会のWELL」「ダイバーシティ&インクルージョン」「コミュニケーション」という5つのACT(テーマ)を定めている。昨年度は、5月から約7ヵ月間のコア期間中に62件のアクションを展開、大丸有エリア内外の企業・団体約90社とのパートナーシップを結成し、延べ35,500名以上に参加いただいた。

2024年度の主な取り組みとしては、ACT1(サステナブルフード)では、持続可能性に配慮された食材(サステナブルフード)の普及を目指す試食付きセミナー「SUSTABLE」を開催。ACT2(環境)では、皇居のお濠の貴重な水草に着目した「濠プロジェクト」を実施。ACT3(ひとと社会のWELL)では、都市ワーカーと伊豆下田の高校生・地域ワーカーが協働し、地域の社会課題解決と各人のwell-being向上を目指す「下田MIRAIカレッジプロジェクト」を展開。ACT4(ダイバーシティ&インクルージョン)では、6月のプライド月間に合わせた啓発セミナーや、子ども向けのアンコンシャスバイアス(無意識の偏見)に気づくイベント等を予定。ACT5(コミュニケーション)では、まちをあげての「大丸有SDGs映画祭2024」を秋頃に開催する。

大丸有SDGs ACT5は、SDGsの目標期限である2030年の10年前にあたる2020年5月に発足。大丸有エリアを軸に、企業が主体となって取り組むことで、企業間連携によるSDGs活動の相乗効果を検証し、長期的に実現可能なSDGsモデル都市の構築を目指している。