港区立産業振興センターと連携、高校生〜大学生向けの起業体験プログラムを開催

株式会社ガイアックスは、港区立産業振興センターと連携し、高校生や高専生、大学生を対象とした起業体験プログラム「MINATO起業ゼミ2024」を2024年8月10日から4日間にわたって実施する。

参加者は、港区立産業振興センターのサポートを受けながら、センター内の最先端機器を使ってプロトタイプ(試作品)づくりを行い、最終日には港区で活躍する現役の起業家や投資家、起業支援者に対して直接プレゼンテーションを行う。

本プログラムは、起業アイディアを考えるだけでなく、最新機器を活用してアイディアを形にする方法を学ぶ4日間のプログラムだ。特別な知識やスキル、経験は不要だが、起業や商品・サービス開発に興味がある人、ものづくりやテクノロジーが好きな人、課題解決や社会課題に関心がある人、大学入試や就職活動に向けて活動の経験を積みたい人におすすめだ。

プログラムでは、自分自身が興味・関心のある世の中の課題を解決する方法(新しい商品・サービス)を考え、最新機器を活用してそのプロトタイプを制作し、現役の起業家や投資家、起業支援者にプレゼンを行う。ゴールは、起業についての理解を深め、ビジネスの力で課題を解決する方法を知り、アイディアを形にするスキルを身につけ、自分の考えを分かりやすく効果的に伝える方法を学ぶことだ。

対象は高校生・高専生・大学生で、港区在住者・港区の学校在学者に限らず参加可能。定員は30名で、応募者多数の場合は審査を行う。場所は港区立産業振興センター。

プログラム内容は、1日目に課題の解像度を高め、2日目に解決策を考案し、3日目にプロトタイプを制作し、4日目にアイディアと検証結果を発表するというものだ。原則全日程参加が条件で、費用は無料だが、機器利用の際に有料の場合もある。

講師は、株式会社ガイアックス スタートアップスタジオ事業部 起業家教育事業 責任者の吉川佳佑氏が務める。参加者全員に港区立産業振興センターが発行する修了証が授与され、素晴らしいプレゼンを行った2名は、港区立産業振興センターが2024年10月31日に実施予定のアクセラレータープログラム「MINATO Accelerator」の成果報告会で登壇する機会が与えられる。

港区立産業振興センターは、企業・人・地域の力を一つに結び付け、最新の情報や技術を提供する未来発展型の産業振興拠点となる施設。センター内のビジネスサポートファクトリーには、3Dプリンターやレーザーカッター、様々な素材に印刷可能なプリンタ、高性能VR機器などが揃っており、本プログラムでもこれらの最新機器を使うことが可能だ。ただし、ビジネスサポートファクトリーの利用には港区立産業振興センターの会員登録が必要。

一方、起業ゼミは、起業家輩出企業・ガイアックスの起業支援のノウハウを教育コンテンツ化したアントレプレナーシップ教育プログラム。これまでに産学官で連携しながら80以上の学校で8,000名以上が参加し、2021年には経済産業省「キャリア教育アワード」奨励賞を、2022年には同アワードで経済産業大臣賞(最優秀賞)を受賞している。