元・和牛川西 漫才人生を振り返るエッセイ『はじまりと おわりと はじまりと』発売
元・お笑いコンビ”和牛”のツッコミ担当として活躍した川西賢志郎が、漫才師としての人生を振り返るエッセイ『はじまりと おわりと はじまりと ―まだ見ぬままになった弟子へ―』を2025年2月15日に発売する。
川西は1984年生まれ、大阪府東大阪市出身。2006年から相方の水田信二とお笑いコンビ”和牛”を結成し、ツッコミ担当として活動。「M-1グランプリ」では2015年から5年連続で決勝進出を果たし、2016年から2018年まで3年連続で準優勝を獲得するなど、漫才師として確実な地位を築いた。しかし2024年3月末に突然コンビの解散を発表し、その後の活動について公には語ってこなかった。
本書は、川西が漫才師という肩書をおろすと同時に、自身の未来に向けて書き下ろした自伝的エッセイだ。もし弟子を取っていたら伝えたかったことをテーマに、M-1で準優勝するまでの道のりや、テレビ・舞台に対する考え方、笑いや芸人の在り方について広く明かしている。また、それらを通して見えてくる自身のこれからの笑いについても語られている。
カバー写真は川西自身が撮り下ろしたもので、本書に登場する故郷・池島町の風景が切り取られている。
「これまで自分が漫才師として、何を経験して、何を考えて、何を大切にしてきたのか。漫才師を辞めることになったからこそ、一冊の本にしようという思いに至りました」と川西はコメントしている。
ひとりの芸人として新たなスタートを切る川西の、漫才師として生きた証となる一冊だ。