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能登の文化と復興を語るトークイベント、京都・立命館大学で2026年10月開催へ

株式会社宙と土が運営するアートプロジェクトWHYNOT.TOKYOは、2026年10月24日に立命館大学 衣笠キャンパスにて、トークイベント「祈りと手仕事のゆくえ――京都・仁和寺へと繋ぐ、能登の文化資産と復興」を開催する。本イベントは、10月25日より世界遺産・仁和寺で開催される高屋永遠展「高みへと降下する」および奥能登特別展「もつれと循環」の開幕を記念して実施される。研究者、工芸作家、現代美術家、キュレーターが登壇し、能登の被災の現状や再生への取り組み、文化の継承についてそれぞれの視点から語り合う。

能登の工芸が直面する課題と京都で開催する背景

2023年5月の奥能登地震および2024年1月の能登半島地震により、珠洲焼や輪島塗をはじめとする能登の工芸は工房や窯、道具など制作基盤に甚大な被害を受けた。珠洲焼では地域にあった22基の窯すべてが被災し、資料館や作品展示・販売拠点も失われている。事業を営むための建物などの復旧は公的支援の対象となった一方で、失われた原材料や希少な道具、地域で培われてきた技術や知恵、記憶を次世代へ引き継ぐための土壌はいまも十分に回復しているとは言えない状況にある。

会場となる仁和寺が位置する京都も、寺社仏閣という「祈りの場」と職人の「手仕事」が互いに支え合ってきた歴史を持つ。創建以来、応仁の乱による焼失や再建など大きな喪失と再興を経験してきた仁和寺に能登の危機を据えることで、遠くの被災地の出来事としてだけでなく、地域社会や文化継承の課題として捉え直す試みとなっている。

本イベントは全4部で構成され、参加費は無料で実施される。開会挨拶は立命館大学 衣笠キャンパス地域連携室長で産業社会学部 教授の漆原良氏が務める。

第1部「能登の「引力」と「現在地」」では、珠洲焼作家の清水武徳氏、輪島漆芸技術研修所 助講師の大坪直哉氏、富山大学 芸術文化学部准教授の安嶋是晴氏が登壇し、作り手たちの喪失と現在地や伝統工芸の被害状況について語る。第2部「未来へ向けた対話:再生への取り組みと現代アートとの接近」では、文化研究者で本展キュレーションを担当する実践女子大学文学部准教授の山本浩貴氏がモデレーターを務め、現代美術家でWHYNOT.TOKYO主宰の高屋永遠氏らを交えて再生への挑戦や現代アートとの関係性について対話を進める。

仁和寺で開催される奥能登特別展「もつれと循環」

10月25日からは、仁和寺の黒書院および高松宮記念書院にて、奥能登特別展「もつれと循環」が開催される。白書院では高屋永遠個展「高みへと降下する」(ゲスト:中山達磨)も同時開催される。

会場では、珠洲や輪島の工芸作家による作品や現代美術作品が展示・販売される。また、作品購入に加えて協賛や寄付を通じて作り手の次の制作や技術継承を支える仕組みも設けられる。協賛金や寄付金は作品販売収入と区分して管理され、配分方針や使途、実施後の活用実績はWHYNOT.TOKYO公式ウェブサイトで公開される。

開催概要

トークイベント「祈りと手仕事のゆくえ――京都・仁和寺へと繋ぐ、能登の文化資産と復興」

  • 日時:2026年10月24日(土)13:00~15:30(150分)
  • 会場:立命館大学 衣笠キャンパス 平井嘉一郎記念図書館 カンファレンスルーム
  • 参加費:無料
  • お申し込みURL:https://peatix.com/event/5211346

奥能登特別展「もつれと循環」

  • 前期:2026年10月25日(日)~10月31日(土)
  • 後期:2026年11月6日(金)~11月8日(日)
  • 休展:2026年11月1日(日)~5日(木)
  • 開催時間:[9:00]~[17:00](最終入場[16:30])※最終日は16時閉場
  • 会場:真言宗御室派総本山 仁和寺 黒書院、高松宮記念書院
  • 所在地:〒616-8092 京都市右京区御室大内33
  • 観覧料:無料(会場への入場には仁和寺御所庭園の拝観料が必要、高校生以下無料)
  • 主催:株式会社宙と土
  • 会場協力:真言宗御室派総本山 仁和寺
  • 企画・運営:WHYNOT.TOKYO
  • 助成:公益財団法人 小笠原敏晶記念財団『令和6年能登半島地震 第4次緊急助成(現代美術・伝統工芸分野)』
  • 広報協力:前田遼介(株式会社企画と編集社)

本記事は株式会社宙と土の発表をもとに作成。

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