KAPOK JAPAN、カポック100%のロフト中綿を開発 ダウンジャケットも発表
KAPOK JAPAN株式会社は、中綿を構成する繊維にカポックを使用した植物由来ロフト中綿「NEO DOWN KAPOK® BEYOND(ネオダウンカポックビヨンド)」を開発しました。これは、カポック繊維100%で構成され特殊加工により羽毛に類するかさ高性を有するアパレル用ロフト中綿として世界初(2026年3月時点、専門家による調査に基づく、かさ高性データは当社調べ)の素材となります。同社はあわせて、本素材を採用したシグネチャーモデルのダウンジャケットを発表しました。

独自の加工技術で実現した「NEO DOWN KAPOK® BEYOND」
「NEO DOWN KAPOK® BEYOND」は、中綿を構成する繊維にカポックを100%使用し、羽毛と同等のかさ高構造を実現した新素材です。東南アジアに生育する木の実から採れるカポックは、繊維の内側の約80%が空洞で、重さはコットンの約1/8と天然繊維の中でもきわめて軽量です。しかし、繊維が短く表面に油分があり軽すぎるため、従来はカポック単独で綿状に加工することが難しく、他繊維と混ぜて使用されてきました。
同社は約2年の試行錯誤を経て、カポック繊維同士を立体的に組み上げる加工技術を開発しました。これにより、繊維の内側の空洞と組み上がった繊維のすき間による「二重の空気層」をカポック100%で再現し、加工前後の比較(30cm×30cmの生地に28gの綿を封入した当社サンプルによる)で綿のかさ高は約3倍(2.5cm→7.5cm)に向上しました。同社試験において、780FPのダウンと比較して約97%に相当する保温性と、ダウンを上回る吸放湿性が確認されています。

素材の発表に伴い、同素材を中綿に使用したシグネチャーモデルのダウンジャケット「NOT A DOWN – K-0 PROTOTYPE -」が発表されました。左肩に素材のアイコンを配したフード付きショート丈のミニマルなデザインとなっています。

製品の仕様および抽選販売の概要は以下の通りです。
- 商品名:NOT A DOWN – K-0 PROTOTYPE –
- 中綿素材:カポック繊維100%
- 表地素材:リサイクルナイロン100%(日本製)
- カラー:ブラック
- サイズ:ユニセックス・フリーサイズ
- 価格:198,000円(税込)
- 販売数:5着
- 販売形態:抽選販売
- 応募期間:10月6日(火)13:30〜10月16日(金)18:00
- お届け:11月末頃予定(生産状況等により変更の場合は事前にご連絡)
用途展開と研究開発パートナーの募集
「NEO DOWN KAPOK® BEYOND」は、ダウンジャケットなどのアパレル領域にとどまらず、布団や寝袋などの寝具領域、ベビーグッズやペット用品などの領域への展開が見込まれています。

2026年10月6日(火)に開催されたメディア向け発表会では、代表取締役の深井 喜翔氏がプレゼンテーションを行ったほか、三晶株式会社 研究所長の小田涼太博士、同社CRO BEYOND開発責任者の佐伯幸太郎氏によるトークセッションが行われました。同社は今後の更なる発展やスケールアップに向けて、研究開発パートナー(創設パートナー:各カテゴリ1社のみ、開発パートナー:約5社)の募集を行っています。
KAPOK JAPAN株式会社の概要
サステナブルファッションブランド「KAPOK KNOT」の企画・製造・販売や、植物由来素材の研究開発を手がけています。



- 会社名:KAPOK JAPAN株式会社
- 本社:大阪府吹田市千里山東1丁目7番18号
- 東京オフィス:東京都港区元赤坂1丁目1-7-18-207
- 代表者:代表取締役 深井 喜翔
- 事業内容:サステナブルファッションブランド「KAPOK KNOT」の企画・製造・販売、植物由来素材の研究開発
- URL:https://kapok-japan.com/
本記事はKAPOK JAPAN株式会社の発表をもとに作成しました。一部の背景データはThe Lancet Planetary Health(2021、「2000年から2019年までの最適でない外気温に関連する世界、地域、および国レベルの死亡負担」)の推計に基づきます。
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