“行き場のなくなったポケットティッシュ”再販、体験型ティッシュが話題

第四境界が手掛けるカプセルトイ『行き場のなくなったポケットティッシュ』が、3月19日から全国のカプセルトイ専門店「#C-pla」で再販売される。この商品は、さまざまな理由で行き場を失ったポケットティッシュが出てくるという、一風変わったカプセルトイだ。

全4種類のデザインがあり、その中には「私のお葬式の参列アルバイト募集」や「阿峨草村の空き家差し上げます」など、ユニークなポケットティッシュが含まれている。4種類のうち3種類にはメールアドレスやQRコードが記載されており、これを使って実際にメールを送ると、相手から返事が戻ってくる仕組みになっている。また、QRコードを読み取ると、架空の掲示板や謎のフォームに繋がるようになっている。

残りの1種類のポケットティッシュには、メールアドレスなどの記載がない代わりに、何者かの手によって“謎の紙切れ”が入れられている。この紙切れは、架空の村「阿峨草村」の広報誌の一部で、広報誌は20等分されており、購入店舗の都道府県によって、出てくるピースが異なる。

この「阿峨草村の空き家差し上げます」は、日常侵食型ミステリーゲーム『Project:;COLD 2.0』の物語とリンクしている。各都道府県の購入者が協力してピースを集めて広報誌を完成させることで、重要な情報が手に入るようになっている。

3月1日に発売した初回版では、2023年12月付けの広報誌が入っており、多くの購入者の力により、全てのピースを集めることに成功した。その結果、作中の事件を解決するためには、村出身のアーティスト・八本木大介に“話しかける必要がある”ことが発覚した。

八本木大介は架空の人物だが、3月31日まで池袋P′PARCOで開催されているイベント「不可逆展」に参加しており、23日・24日にはサイン会が実施される。サイン会は予約制で、このサイン会に参加することができれば、彼に話しかけることができる。

3月19日から発売される再出荷版では、“謎の紙切れ”が一新されており、集めることで新たな情報を得ることができる。これから花粉の時期となるが、ティッシュに困ったら、『行き場のなくなったポケットティッシュ』を手に取ってみてはいかがだろうか。