斎宮跡で平安絵巻プロジェクションマッピング開催
三重県明和町の国史跡斎宮跡にある「さいくう平安の杜」で、株式会社一旗プロデュースによる「国史跡斎宮跡 平安絵巻 プロジェクションマッピング 2024」が2024年11月2日と3日に開催される。この催しは、2024年に初めて開催される「斎宮文化芸術祭2024」のメインプログラムだ。
かつて斎王が暮らした宮殿の遺跡である正殿・東脇殿・西脇殿に、「斎王群行絵巻」「伊勢物語図屏風」「源氏物語絵巻」「源氏物語色紙貼交屏風」「十二単」など斎宮ゆかりの文化芸術をモチーフとしたデジタルアニメーションなどの荘厳なプロジェクションマッピング映像が投影される。入場料は500円で事前申込不要。関連イベントとして「斎宮奉納薪能」が11月4日に開催される。
斎宮とは、飛鳥時代から鎌倉時代末まで660年以上にわたって天皇に代わって伊勢神宮の天照大神に仕えた未婚の皇女「斎王」の都を指す。斎王は天皇が代替わりするまで家族と離れ、都での生活と別れを告げ、斎宮で祈りの日々を過ごしていた。
「斎宮文化芸術祭 2024」は、三重県明和町の歴史的・文化的な遺産である国指定史跡「斎宮跡」を舞台に、2024年9月16日から12月15日まで開催される国際芸術祭。古代の斎宮が持つ豊かな歴史や風土を背景に、現代のアートや伝統芸能、音楽など多彩なプログラムが展開される。