新入社員の初任給使途、1位は親へのプレゼント

株式会社ジェイックが2024年4月18日に発表した、2024年度新入社員888名を対象に実施したアンケート調査によると、生活費以外での初任給の使い道として、75.8%が「親/家族へのプレゼント」と回答し、1位となった。2位は49.4%の「趣味」、3位は40.5%の「自分へのプレゼント」だった。

昨年の調査結果と比較すると、1位の「親/家族へのプレゼント」に変化はなかったが、2位の「趣味」は9.8ポイント上昇し、約半数が初任給を趣味に使いたいと考えていることが明らかになった。

同社取締役の東宮美樹氏は、「『将来への自己投資』より、『お世話になった身近な人や、今の自分自身のため』に初任給を使いたいという傾向が見受けられた」と述べている。また、「『趣味』の回答が昨年より9.8ポイント増加したのは、コロナ禍が明け、外でお金を使える機会が増えたことが反映されていると考える」と分析した。

東宮氏は、新入社員を受け入れる上司・先輩に対し、「お金の使い方や趣味などを話題に、新入社員と雑談をしていただきたい」とアドバイスしている。同社が2024年4月に公開した調査結果によると、若手社員の多くが「上司や同僚との雑談などの非公式コミュニケーションは、お互いの距離を縮め、話しやすくなるために必要」と考えているためだ。

同社は、20年以上続く教育事業部において、受講者の”マインド面”を重視して行動変容を促す研修を提供している。主な研修には、「7つの習慣」研修や「原田メソッド」の研修、「デール・カーネギー・トレーニング教育研修」などがある。