“レイ・ブータン”新作、煎茶ブレンドティー発売

東京都港区に本社を構える株式会社エル・スリー・ソリューションは、ブータン産のレモングラスを100%使用したハーブティー「レイ・ブータン」の新商品『煎茶ブレンドティー』の卸売販売を2024年4月より開始した。ブータンは「幸せの国」「カーボンネガティブ実現国」として知られ、その自然環境から生まれるレモングラスは、農薬・化学肥料不使用の自生品種である。

新商品の『煎茶ブレンドティー』は、ブータンから直輸入したレモングラスと、国産の有機緑茶(鹿児島県霧島市産)を最適なバランスでブレンドしたもの。すっきりとした香りとまろやかな味わいが特徴で、親しみやすいブレンドティーとなっている。

これまでに発売されている『レモングラスティー』、レモングラスにローズヒップ・サジーリーフをブレンドした『LRSブレンドティー』と合わせて、シリーズは3商品となった。6月以降、ギフト用の詰め合わせ販売も予定されている。

エル・スリー・ソリューションは、サステナブルな方法で収穫したハーブを用いた「レイ・ブータン」シリーズの販売を通じて、ブータンの持続可能な農業と輸出の振興に貢献することを目指している。そのため、商品の趣旨に賛同していただける新規取引先を募集している。

また、同社は川崎陸送の関連会社であり、ブータンの隣国であるインドで、環境にやさしいソーラー発電を使ったサステナブルな定温倉庫を運営。インドとブータンをつなぐ農産物のコールドチェーン(生産から消費の過程で一定の温度を保つ物流体系)の構築を目指している。

ブータンは九州とほぼ同じ面積の農業国で、総人口の約6割が農業に従事している。しかし、コールドチェーンの未発達を背景に、ブータン産農産物の輸出はまだ限られている。そのため、エル・スリー・ソリューションはブータンから自生のレモングラスを直輸入し、国内の製茶工場に製造を委託。これにより、ブータン産農産物の輸出の実績づくりを支援している。

今後もエル・スリー・ソリューションは、ブータンの持続可能な農業を支援し、ブータンから輸出できる農産物の開拓、サプライチェーンの構築を進めることで、SDGsの実現および日本とブータンの友好関係の深化に貢献していくとしている。