Grizzlarity、シンカでKumaKumaAIのメールAI実証実験を実施
株式会社Grizzlarityは、業界特化型マルチエージェントAIプラットフォーム「KumaKumaAI」のメールAIについて、株式会社シンカのアライアンス戦略部を対象に実証実験を実施しました。期間は2026年6月から3ヶ月間です。同社は本実証実験で得られた知見をもとに、返信文の作成支援だけでなく、社内確認作業を効率化するナレッジ共有やSlack連携機能の開発を進めています。
株式会社シンカでは、AIコミュニケーションプラットフォーム「カイクラ」(株式会社シンカの登録商標)の販売パートナーが増加しており、窓口を担うアライアンス戦略部において問い合わせメールの対応件数が増加していました。
返信文の作成や過去のやり取りの共有が担当者ごとの対応になりやすく、対応スピードと品質の標準化が課題となっていたことから、AIによる支援の可能性を検証するために2026年6月より実証実験が開始されました。
3ヶ月間で約12,000件を解析、下書き生成成功率は99.6%
実証実験では、受信メールをAIが解析して返信要否の判定と返信下書きの自動生成を行い、担当者が内容を確認・修正したうえで送信する運用が行われました。
2026年8月時点における運用実績は以下の通りです。
- 実施期間: 2026年6月〜8月(3ヶ月間)
- 対象: 株式会社シンカ アライアンス戦略部
- 期間中に解析したメール: 約12,000件
- 返信要と判定したメール: 4,400件
- 返信下書きの自動生成: 4,383件(下書き生成の成功率99.6% ※エラーなく下書きメールが生成された割合)
なお、本取り組みにおいては、株式会社シンカのプライバシーポリシーに基づき、データがモデルの学習や二次利用に用いられない設定とした上で、セキュリティ対策およびプライバシー保護に必要な措置を講じてデータ管理が行われています。
実証実験を通じてメール作成時間の短縮に一定の効果が確認された一方、担当者へのヒアリングにより、返信文の作成よりも見積内容の確認や関連部門との連携に時間を要する場面が多いことが明らかになりました。
この結果を受け、AIが生成する回答の根拠を提示する「参照元表示機能」や、社内ナレッジを蓄積・検索できる「ノート機能」が追加開発されました。さらに、Slack上の特定チャンネルにAIが質問を自動投稿し、他部署からの回答をナレッジとして蓄積・活用する仕組みの開発にも着手しています。
株式会社シンカ代表取締役社長 CEOの江尻 高宏氏は、業務プロセスにおいて真に効率化すべき箇所が明確になったとし、社内業務の効率化に向けた生成AIの活用をさらに加速させたい旨を述べています。また、株式会社Grizzlarity代表取締役の藤田智也氏は、メール作成以外で時間がかかっている箇所を把握できたことが部門横断でナレッジを引き出す仕組みの開発につながっているとし、今後も新機能開発を進める姿勢を示しています。
今後の展開と両社概要
株式会社Grizzlarityは、今回の実証で得た知見をもとにSlack連携によるナレッジ共有機能の開発を継続し、株式会社シンカとはメール対応支援にとどまらない活用の可能性について協議を進めています。

両社の概要は以下の通りです。
株式会社Grizzlarity(Grizzlarity Inc.)
- 代表者: 代表取締役 藤田智也
- 所在地: 〒101-0024 東京都千代田区神田和泉町1番地6-16ヤマトビル405
- 事業内容: エンタープライズ向けマルチエージェントAIシステム開発、深層リサーチAIエージェントの提供、AI研究支援プラットフォームの構築
- URL: https://grizzlarity.com/
- お問い合わせ先: https://grizzlarity.com/contact
株式会社シンカ
- 代表者: 代表取締役社長 CEO 江尻 高宏
- 所在地(本社): 〒101-0054 東京都千代⽥区神⽥錦町3-17 廣瀬ビル10階
- 設立: 2014年1月8日
- 事業内容: ITを活⽤したシステム企画・開発及び運⽤、クラウドサービス商品の企画・開発及び販売運⽤、ITサービス利⽤のコンサルティング
- 資本金: 420百万円(2026年6月末時点)
- 従業員数: 93名(2026年6月末時点)
- コーポレートサイト: https://www.thinca.co.jp/
- シンカ IR note: https://note.com/thinca_2025
本記事は株式会社Grizzlarityの発表をもとに作成されています。
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