UHA味覚糖、完全子会社化で事業拡大

UHA味覚糖株式会社(本社:大阪市中央区、代表取締役:山田泰正)は、株式会社COMPを完全子会社化し、お菓子やサプリメント市場に加えて、”完全栄養食”市場における事業展開を加速させると発表した。

UHA味覚糖は、創業から75年にわたり、キャンディやグミの製造技術を活かし、健康をテーマとした事業領域を拡大してきた。その中で、「おいしさはやさしさ」という理念を掲げ、「人がおいしいと感じるものは体にいい」という確信をもとに、その時代に合った商品を提供してきた。

一方、COMPは2015年に創業し、必須栄養素を手軽にバランスよく摂取できる「完全食」をコンセプトとした食品を開発・販売している。COMPは「世界で最も栄養に忠実なブランドであること」を目指し、栄養設計、原料の選定・調達、開発からパッケージングの細部に至るまで、数えきれないほどの工夫を凝らしている。

UHA味覚糖とCOMPは、2016年から協力関係を始め、2017年7月には「COMPグミ」というグミタイプの総合栄養食品を共同で発売した。商品開発だけでなく、マーケティングや販売促進においても、人の生活に必要不可欠な「栄養」をテーマに協働してきた。

今回の完全子会社化により、UHA味覚糖とCOMPは、これまでの取り組みをさらに加速させ、双方の企業価値を向上させるとともに、「完全栄養食」をテーマとした事業拡大を図ることを目指す。

なお、COMPは厚生労働省『日本人の食事摂取基準(2020年版)』を参考に、18歳以上の成人を対象とした独自の基準を設け、外部の分析機関での栄養成分分析を行っている。

このような動きは、健康志向が高まる中で、消費者が栄養バランスの良い食品を求める傾向が強まっていることを反映していると言えるだろう。今後のUHA味覚糖とCOMPの事業展開に注目が集まる。