京セラみらいエンビジョンとThoughtSpotがデータ分析分野で協業開始

京セラみらいエンビジョン株式会社(KCME)とThoughtSpot合同会社は2024年9月11日、データ分析分野での協業を開始したと発表した。

近年、DX化の進展によりデータ活用への関心が高まっている。組織のデジタル化により膨大なデータが生成され、それを有効活用することが企業の発展に不可欠となっている。生成されたデータは、パワフルなクラウド型データウェアハウス(DWH)に格納されることで高速処理が可能となり、国内でもクラウド型DWHの活用が増加している。BIツールを導入しダッシュボードを用いたデータドリブン経営に乗り出す企業も増えているが、末端までデータ活用が十分でないという課題もある。

KCMEは通信業界で培った大量データの取り扱いや分析手法の知見をもとに、データ分析基盤の構築やダッシュボード構築サービスを提供している。今回、KCMEが取り扱ってきた製品と、特別な技術なしでデータ活用ができるThoughtSpotを組み合わせることで、顧客のさらなるデータ活用を支援していく。

ThoughtSpotの特長は、インターネット検索のようなキーワード検索でデータの可視化が可能で特別なトレーニング不要で利用できること、AIを活用した自然言語によるデータ可視化や隠れたインサイトの発見、DWHと直結したリアルタイムモニタリングが可能なことなどだ。柔軟な費用体系で、組織の規模や利用状況に応じた提供が可能となっている。

KCMEは、ThoughtSpotの導入支援や運用支援に加え、データ分析基盤構築や分析支援サービスも提供する。DWHを未導入の場合でも、KCMEのデータ分析基盤構築サービスを利用することでDWHの構築も可能だ。

両社の協業により、企業のデータ活用の促進と、データドリブン経営の実現が期待される。