日産フォーミュラE、声援を電気に。東京大会で2位獲得

2024年3月30日、日産自動車株式会社は日本初のフォーミュラE Tokyo E-Prixに参戦し、Nissan Formula E Teamは2位表彰台を獲得。その際に実施したレースの応援企画「VOICE CHARGE」がユニークだった。この企画は、応援の声を電力に変換し、選手にエネルギーとして送るというものだ。

そして、この応援企画の様子を収めたダイジェストムービーが公開された。映像には、国内外の子供から大人まで、多くの人々が声援を送る様子が映し出されている。その声援が電力に変換され、選手たちにエネルギーとして届けられる様子も収められている。

なおこの装置は、東京・銀座の日産ブランド発信拠点NISSAN CROSSINGに設置されていた。ここでは、2024年3月7日から多くの人々が声援を送り、その声援がレース本番前にNissan Formula E Teamに届けられた。

その結果、オリバー ローランド選手は予選でポールポジションを獲得し、決勝で2位表彰台を獲得。また、サッシャ フェネストラズ選手は決勝で20位からスタートし、大幅にポジションを上げて11位でフィニッシュした。

ダイジェストムービーでは、応援メッセージがNissan Formula E Teamに届けられた様子や、そのエネルギーがチームを支え、レースが盛り上がった様子などが伝えられている。また、NISSAN CROSSINGでは、引き続き2024年4月24日まで「VOICE CHARGE」を設置し、チームを応援していく。

このように、日産はフォーミュラEのレースにおいて、ファンの声援を直接選手のエネルギーに変えるという新たな試みを行った。その結果、チームは2位表彰台を獲得することができ、その様子をダイジェストムービーとして公開した。これは、ファンと選手が直接つながる新たな形の応援方法として、今後のスポーツ観戦の可能性を広げるものと言えるだろう。