災害救援販売機の拡充へ、ZERO社とKG社が協業

ZERO株式会社は、KGホールディングス株式会社と協業し、フードロス削減BOX「ZERO」の災害救援インフラ機能を強化する取り組みを開始した。

ZEROは、「地球上の貧困をゼロにする」をビジョンに掲げ、フードロスの削減を図る無人販売機「ZERO BOX」を開発。現在、全国の駅、商業施設、オフィスなどに累計96台設置されている。今回の取り組みでは、「ZERO BOX」の一部に災害備蓄品をストックし、「災害救援販売機」として展開。KGホールディングスの浄水剤「アクアリピュア」をBOX内の災害備蓄品のストックとして納品し、地震や台風・大雨の影響による断水などの災害時における水の確保に寄与する。

災害発生時には、ライフラインの寸断が発生するが、その中でも大きな課題の一つが水の確保だ。仙台市の調査によると、東日本大震災発生後の課題として、「断水でトイレ・風呂などの生活用水の確保が困難」と答えた割合が49.9%と最も高かった。

「ZERO BOX」では、フードロスや浄水剤「アクアリピュア」をはじめとした災害備蓄品をストックすることで、災害時の重要課題にアプローチする災害救援販売機としての役割を担うことが可能となる。

アクアリピュアは、「簡単に」そして「安全な」飲み水を作れる浄水剤で、1箱で220Lの飲み水や生活用水を5分で作ることができる。

「ZERO BOX」は、まだ美味しく食べられるのに様々な理由で流通の難しくなった商品をお得に販売することができ、焼却されずに削減できたフードロスをCO₂排出削減量に換算することが可能だ。