社内データを活用支援、RAGコンサル「RAG サポーター」提供開始

株式会社スニフアウトは、生成AIを活用した社内データの活用支援サービス「RAG サポーター」の提供を開始した。RAG(Retrieval-Augmented Generation)は、社内データを活用した生成AIの導入手段として注目を集めており、生成AIの導入を着手している企業の9割が取り組んでいるか関心を示していることが、エクサウィザーズの調査で明らかになっている。

しかし、RAGの導入を進める企業の多くが、AIが誤った情報を生成するハルシネーションや、それに伴うユーザーの利用率低下などの課題に直面しており、その解決の糸口を技術的に発見するのに困難を極めているケースが少なくない。

「RAG サポーター」は、生成AI開発の専門家によるRAGの活用や開発を徹底支援するコンサルティングサービスだ。期待通りの精度が出なかった場合の原因特定とその解決策の提案・実装までサポートすることが特徴である。これからRAGを導入する企業に対しては、活用に適したシーンを特定し、最適なRAGの導入を上流工程からサポートする。

具体的には、社内業務や作成したサービスに合わせたRAG活用方法の提案、RAGの使用に最適なデータの前処理や要件定義、データベース構築やシステムアーキテクチャの選定支援、精度向上のための課題の特定と修正方針の策定、AIエンジニアによる実装サポートなどを行う。

サービス開始に伴い、RAGの導入や運用に関する無料相談を受け付けている。また、2024年8月27日に開催される国内トップ生成AI活用企業が集結するオンラインカンファレンス「Generative AI Business Days 2024」に、同社代表の津本海氏が登壇し、RAG導入支援の知見を基に、実際の現場で起きるトラブルシューティングについて解説する予定だ。