アンタルヤ世界競歩選手権、日本代表選手決定

公益財団法人日本陸上競技連盟は、2024年4月21日にトルコのアンタルヤで開催される「アンタルヤ2024世界競歩チーム選手権大会」の日本代表選手を発表した。この大会は、ワールドアスレティックス(WA)ワールドランキング規則に基づき、パリ2024オリンピック競技大会の出場権を獲得するための重要な競技会と位置づけられている。特に、男女混合競歩リレーの出場権獲得に直結する大会であり、最大2チームの出場権獲得を目指して各国の代表選手と戦う。

出場権獲得の条件は、本大会で22位以内に入れば1チームでの出場権を獲得、さらに2チーム目が各国の2チーム目の上位5か国以内に入れば追加で1チーム(合計2チーム)の出場権獲得となる。

日本代表選手としては、第107回日本陸上競技選手権大会・20km競歩で優勝し、パリ2024オリンピック競技大会 20km競歩日本代表に内定した池田向希(旭化成)、藤井菜々子(エディオン)をはじめ、ブダぺスト2023世界陸上競技選手権大会35km競歩で銅メダルを獲得した川野将虎(旭化成)、6位入賞の野田明宏(自衛隊体育学校)、7位入賞の園田世玲奈(NTN)などが出場予定である。

シニアカテゴリーの各選手の出場種目および派遣役員については、3月下旬に発表される予定だ。

日本代表選手団の詳細は日本陸上競技連盟の公式サイトで確認できる。また、大会情報や競歩特設サイト「Racewalking Navi」、パリ2024オリンピック競技大会 競歩日本代表選手選考要項なども公開されている。

なお、この大会はダイヤモンドリーグと同等の大会カテゴリーGWに該当し、WAワールドランキングによる出場権獲得のための重要な競技会となる。各選手の活躍により、日本代表がパリ五輪への出場権を獲得する可能性がある。