AB AI、物語からショートドラマを制作するストーリースタジオを提供開始
AI動画・画像生成プラットフォーム「aimotion(エーアイモーション)」を運営する株式会社AB AIは、2026年9月16日(水)、日本語の物語を入力するだけでショートドラマやショートアニメを制作できる新機能「ストーリースタジオ」の提供を開始した。実写調ドラマおよび2Dアニメ調に対応し、縦型(9:16)や横型(16:9)で1話30秒〜約2分の作品を制作できる。専門知識やプロンプトの入力、撮影機材、キャストを必要とせず、一連の制作工程を単一の画面上で完結できる点が特徴となっている。

物語入力から動画化までをワンストップで支援
ストーリースタジオは、日本語で物語を入力すると、AIが企画、カット割り、登場人物、絵コンテ、動画、字幕までを一つの画面で組み上げる映像制作機能である。従来のaimotionでは1回の生成が最大30秒の単発動画にとどまり、物語性のある作品づくりには生成結果を別ツールで結合する必要があったが、本機能によって長尺動画の制作工程が統合された。

制作は5つのステップで進行する。形式(実写調/アニメ調)と長さを選択して物語のアイデアや台本を入力すると、AIがあらすじや登場人物、カット割り、セリフを無料で提案する。続いてAIが提示する候補から登場人物の外見を選択し、全カットの絵と台詞を一覧で確認できる「動く絵コンテ」で尺やテンポを事前にチェックした上で動画化へ進む仕組みとなっている。完成後は気になるカットのみを作り直すことも可能である。
制作の手間とコストを抑える機能群
本機能には、動画制作の参入ハードルを下げるための設計が施されている。画面上にプロンプト入力欄はなく、「テンポ」「セリフの量」「カメラの動き」といった項目はスライダー操作でAIの構成に反映される。また、選定した登場人物の設定画を全カットの生成に自動参照させることで、カットごとの顔のブレを抑える仕組みを取り入れた。

修正時は「表情」「セリフの言い方」「カメラ」などのボタンを選択することで該当カットのみを再生成でき、他のカットに影響を与えない。セリフに合わせた日本語字幕の焼き込み、BGM、タイトルカードの作成、MP4および字幕ファイル(SRT)の書き出しは無料で行える。さらに、登場人物や設定を引き継いだシリーズ展開や、自身の音声を登録して利用できる「マイボイス」(税込1,100円/1件)にも対応している。生成した作品の権利は利用者に帰属し、利用規約の範囲内で商用利用が可能とされている。日本語の物語入力から企画、登場人物管理、絵コンテ承認、カット単位の修正、字幕・書き出しまでを単一画面で完結できるサービスは、国内ではまだ多くないという(2026年9月時点、当社調べ)。
急拡大するショートドラマ市場と制作の課題
スマートフォンで視聴する1〜3分の縦型ショートドラマ市場は急速に拡大している。国内のショートドラマ市場は2026年に約1,530億円に達すると予測されており、これは日本の年間映画興行収入の6〜7割に相当する規模とされる(※1)。また、世界のショートドラマアプリにおけるアプリ内課金収益は、2025年第1四半期に約7億ドルと前年同期(約1億7,800万ドル)から約4倍に急増し、累計収益は23億ドル、累計ダウンロード数は9億5,000万件に迫っている(※2)。AI動画生成市場も2025年の約8億ドルから2035年には約95億ドルへ、年平均成長率28.1%で成長すると予測されている(※3)。

需要が拡大する一方で制作の担い手は不足しており、従来のショートドラマ制作では費用や時間の負担が大きいことや、複数のAIツールを組み合わせる際の専門的な操作が課題となっていた。同社はこれらの参入障壁を取り除くことを目指してストーリースタジオを開発したとしている。

料金と利用方法
料金体系は生成分のみを支払うクレジットチャージ式の従量課金制を採用している。AIによる企画・台本づくり、動く絵コンテ、字幕、書き出しは無料で利用でき、絵コンテ画像は1枚55円(税込)、動画は1カット83円(税込)から制作可能となっている。各工程の実行前には費用の見積が表示され、作品ごとに予算上限を設定することもできる。利用にあたってはaimotionへの会員登録とクレジットのチャージが必要となる。
会社概要
- 社名:株式会社AB AI
- CEO:高橋眞雄
- 所在地:東京都江東区
- 事業内容:AI画像・動画生成技術のファインチューニング、運営
- URL:https://aimotion.jp/
- 特設ページ:https://aimotion.jp/story/

本記事は株式会社AB AIの発表および以下の公表情報をもとに作成。 ※1 市場調査会社YH Researchによる国内ショートドラマ市場の2026年予測(株式会社CREAVE「2025年のショートドラマ市場総括と、2026年以降のトレンド予測」〈2025年12月〉ほかで引用) ※2 Sensor Tower「2025年 世界のショートドラマアプリ市場に関するインサイト」(2025年、収益はアプリ内課金の推定値・2025年3月時点) ※3 Astute Analytica「AI動画生成市場」調査レポート(2026年)
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