合同会社コア・リテール、AIと企業のやり取りを共通化するABIS公開へ
合同会社コア・リテール(東京都港区、代表:佐々木健之)は、2026年9月16日、AI Agentと企業・店舗・行政・サービスとの間で発生するBusiness InteractionとBusiness Outcomeを、異なるAI Agent、Protocol、Business Systemを横断して共通に扱うことを目指す相互運用フレームワーク「ABIS(Agent Business Interaction Standard)」のPublic v0.1を公開します。あわせて、企業や行政、研究機関などを対象とした共同検証およびMulti-company PoCへの参加企業・団体の募集を開始します。

ABISは、AI Agentが普及し人間が直接Webサイトやアプリを操作する前提が変化するなかで、AI Agentによるシステム処理の実行だけでなく、ビジネス上で実際に何が成立したのかを横断的に把握するために提案されたPublic Frameworkです。
従来のAPI連携などでは、処理が正常に完了した(Technical Execution)としても、ユーザーが求めた条件や結果(Business Outcome)と合致していないケースが起こり得ます。ABISでは、人間が意図した目的(Human Intent)から複数のビジネスとのやり取り(Business Interaction)を経て結果に至るプロセスに着目し、システムの実行状態だけでなくビジネス上の成立内容を共通に扱える状態を目指します。
既存プロトコルと競合しない中立的なフレームワーク
ABISは、MCP、A2A、UCP、APIなどの既存および発展中の技術環境を置き換えるものではなく、その先で発生するBusiness InteractionやBusiness Outcomeを扱う「Protocol Neutral」な相互運用フレームワークとして位置づけられています。

今回公開されるPublic v0.1は完成した標準規格ではなく、「PUBLIC / NON-NORMATIVE / OPEN FOR REVIEW」のConcept & Architecture Releaseとして公開されます。GitHub上では概念やアーキテクチャなどの資料に加え、動作確認用の「ABIS Reference Runtime v0.1.0 — Developer Preview」が公開されます。なお、Reference RuntimeはProduction環境向けではなく、認証判定などの規範的評価は含まれません。
共同検証を通じた実利用からの標準化と国際展開
同社は、特定企業による一方的な仕様決定ではなく、実環境での検証と知見の還元を繰り返すことでDe Facto Standardへの発展を目指すとしています。まずは日本国内で企業や行政、開発者などとの実証を進め、将来的には国際標準化も視野に入れた枠組みへと発展させる計画です。

同社代表の佐々木健之は「標準は、名乗るだけでは意味がありません。複数の企業、業界、AI Agent、Business Systemで実際に使われ、検証され、改善されて初めて共通基盤になり得ると考えています」とコメントしています。
これに伴い、EC、旅行、飲食予約、モビリティ、決済、SaaS、行政など、AI Agentとのやり取りが発生する領域の企業や団体を対象に、ユースケース検証や相互接続テストなどの共同検証への参加を受け付けています。
公開概要
- 名称:ABIS(Agent Business Interaction Standard)
- Version:Public v0.1 — Concept & Architecture Release
- Status:Public / Non-Normative / Open for Review
- 公開日:2026年9月16日
- Reference Runtime:https://github.com/abis-standard/abis-reference-runtime
- Runtime Version:v0.1.0 — Developer Preview
- 運営:合同会社コア・リテール
本記事は合同会社コア・リテールの発表をもとに作成しました。
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