100人に聞いた、「夏」がテーマの人気漫画ランキング

エンタメ情報Webマガジン「TVマガ」を運営する株式会社WonderSpaceは、2024年7月22日から23日にかけて、18歳以上の男女100人を対象に「夏がテーマの漫画」に関するWebアンケート調査を実施した。

調査の結果、1位は田中靖規の「サマータイムレンダ」だった。この作品は、2017年から2021年にかけて「少年ジャンプ+」で配信されたSFタイムリープサスペンス。幼なじみの死の真相を追う中で、「影」と呼ばれる化け物が絡んだ怪奇事件に巻き込まれる主人公の姿が描かれている。選んだ理由として、「影という未知の存在に対して、死を引き金に起こるタイムリープを繰り返しながら挑んでいくところに感銘を受けた」などの意見が寄せられた。

2位は杉基イクラの「サマーウォーズ」。2009年に公開されたアニメ映画の同タイトルコミカライズ作品で、人工知能による世界崩壊の危機に立ち向かう主人公と大家族の姿を描いている。「未知との敵との戦いで、一家が一致団結して戦っている場面が胸アツ」といった理由で支持された。

3位はあだち充の「タッチ」。1981年から1986年まで「週刊少年サンデー」で連載された青春ラブコメで、双子の兄弟と幼馴染の少女の恋愛と高校野球を通じた成長が描かれている。「夏の甲子園を目指して様々な展開があり、悲しい出来事や微笑ましい恋愛など、つい応援したくなる」との声が上がった。

4位は同率で、あだち充の「H2」と井上堅二原作・吉岡公威作画の「ぐらんぶる」、吉田秋生の「海街diary」の3作品だった。「H2」は「週刊少年サンデー」で1992年から1999年まで連載された青春野球ラブコメ。「ぐらんぶる」は「good!アフタヌーン」で2014年から連載中の青春ダイビングラブコメ。「海街diary」は「月刊フラワーズ」で2006年から2018年まで不定期連載された家族ドラマだ。

7位以下は、「海猿」「光が死んだ夏」「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」「となりの妖怪さん」「ひぐらしのなく頃に」など、様々なジャンルの作品がランクインした。

夏を感じさせる青春ラブコメや、ホラーサスペンス、家族の絆を描いた作品など、読者の心に残る名作が並んだ今回の調査結果。暑さが厳しくなるこれからの時期、これらの作品を手に取ってみてはいかがだろうか。