東京大田区の「実証実験促進事業」が始動、スタートアップの募集も開始

株式会社ボーンレックスは、大田区の「実証実験促進事業(HOIP: Haneda Ota Innovation Platform)」を受託し、スタートアップ企業の募集を開始した。

大田区は東京23区でトップクラスの工場数や製造品出荷額を誇る「ものづくり」の町であり、「東京の縮図」と呼ばれるほど多様性に富んでいる。一方で、事業者の高齢化や後継者不足、子育て世帯の流出、CO2排出量の多さなどの課題を抱えている。

そこで大田区は、令和5年度に内閣府から「SDGs未来都市」および「自治体SDGsモデル事業」に選定され、羽田イノベーションシティを中心とした新産業創造を促進している。本事業では、区民生活の質向上やSDGsの推進に資する先進的な技術やソリューションを持つスタートアップ企業に対し、区内での実証実験のための伴走支援を行う。

支援内容は、最大200万円の実証実験支援金の交付、区内実証実験先との調整、実証実験中の伴走支援、区媒体を中心とした広報支援、実証実験後の実装に係る相談などだ。募集期間は令和6年7月26日から8月21日まで。

ボーンレックスは、”WakuWaku the World”をミッションに掲げ、新規事業の事業化支援を行っている。本事業を通じて、持続可能な社会実現に向けたイノベーションモデル都市の形成を目指し、その成果を他地域に展開することで、日本を牽引する都市となることを目指している。