AIリスク情報サービス「FASTALERT」がリスクマネジメント支援ツール「ERMツール」と連携

JX通信社は、AIリスク情報サービス「FASTALERT」が株式会社GRCSの全社的リスクマネジメント支援クラウドアプリケーション「Enterprise Risk MT」と連携し、オプションとして提供開始されたことを発表した。

「FASTALERT」は、SNSやWebから収集したビッグデータをもとに、災害や事故、システム障害などあらゆるリスク情報をリアルタイムに検知・配信するサービスだ。その情報の速さと正確性から、民放キー局やNHK、全国の新聞社で採用されているほか、警察や消防、自治体の防災・危機管理用途でも活用されている。また、企業のBCPやサプライチェーンリスク管理、拠点周辺のリスク把握にも役立てられている。

2024年には、海外情報機能を刷新し、全世界200以上の国・地域のリスク情報を日本語で配信。ユーザーは指定した条件に応じて、自社拠点近くのリスク事象をピンポイントで把握できるようになった。多くの国・地域でローカルメディアのニュース速報と同等の速報性を担保しており、タイムラグのない情報収集が可能となった。

一方、GRCSが提供する「Enterprise Risk MT」は、全社的リスクマネジメント(ERM)活動の効率化・高度化を支援するクラウドアプリケーションだ。様々なリスクを統合的に管理・可視化することで、ERMのDX化を推進する。

今回の連携により、「Enterprise Risk MT」のユーザーは、「FASTALERT」をオプションとして利用できるようになった。これにより、管理効率化と対応の迅速化だけでなく、情報収集時の負荷低減も期待できる。

JX通信社は今後も、有機的連携やデータ提供、新しいサービス提供を通じて、社会課題の解決に貢献していくとしている。