ChatGPTサービス「exaBase 生成AI」が7月23日よりGPT-4o miniに対応開始

株式会社エクサウィザーズのグループ会社であるExa Enterprise AIは、法人向けChatGPTサービス「exaBase 生成AI」において、OpenAI社が発表した最新生成AIモデル「GPT-4o mini」に7月23日より対応すると発表した。

GPT-4o miniは、すでに対応済みのGPT-4oの小型モデルであり、高速かつ安価に利用できるのが特徴だ。従量料金は無料で提供される。GPT-4o miniは、「GPT-3.5 Turbo」と同じ生成速度で、より高い性能、より安い料金を実現している。

exaBase 生成AIは、OpenAIのGPTシリーズをはじめ、アンソロピックの「Claude」、グーグルの「Gemini」など各種の基盤モデルに対応しており、今回のGPT-4o miniへの対応もその一環である。同社は、ガバナンスを重視し、信頼性が高く安定性のあるマイクロソフトの「Microsoft Azure」の日本国内サーバーで提供している基盤モデルを中心に、exaBase 生成AIのGPTサービスを運営している。

GPT-4o miniの提供条件は、exaBase 生成AIから利用する場合、入力プロンプトと結果の送受信にかかる従量料金が無料となる。海外リージョンでの提供となるため、管理者から申請が届いた利用企業にのみ提供される。

exaBase 生成AIは、2023年6月の有料サービス開始以来、約450社、4万以上のユーザーに利用されている。法人が生成AIを利用するうえで課題となっているセキュリティやコンプライアンス面に配慮しており、管理者側で利用状況の把握、禁止ワードの登録などに対応している。また、それぞれのユーザーが、生成AIの利用でどの程度の生産性を向上させたのかを推定しており、画面からグラフ形式で確認できる。

Exa Enterprise AIは、ユーザーの生成AIの選択肢を拡充することで、業務の生産性向上や事業の革新を支援していく方針だ。