SNSの認識は世代によって大きく異なる、10代の77.1%が「YouTubeはSNS」と回答

株式会社ブックリスタが運営する「推し活研究部(おしけん!)」が、10代から40代の600人を対象に、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)の認識について調査を行った。

調査の結果、YouTubeをSNSだと認識しているのは、10代が77.1%と最も高く、30代は25.8%、40代は32.3%にとどまった。20代でも31.3%と、10代との認識の差が顕著に表れている。

YouTubeは動画共有プラットフォームであるが、コメント機能などを通じてユーザー間のコミュニケーションが可能であるため、SNSに該当すると考えられる。しかし、20代以上の多くはYouTubeを交流のためではなく、動画視聴のためのサービスとして捉えていると推測される。

一方、10代の間でも、リアルタイムの生配信がメインのPococha LiveやTwitchに関しては、SNSだと認識している割合が40.4%、61.6%にとどまった。これは、ユーザーがサービスに求めるものによって、SNSとしての認識が変わる可能性を示唆している。

本調査から、SNSという言葉の認識は世代によって大きく異なることが明らかになった。情報発信の際には、受け手の世代を考慮することが重要だと言えるだろう。

調査は2024年6月21日から7月3日にかけて、推し活をしている全国の10代から40代のユーザー600人を対象に、オンラインアンケート形式で実施された。調査対象のサービスは、LINE、X(旧Twitter)、Instagram、TikTok、YouTubeなど40以上に及ぶ。