日本酒ブランド「ICHI-GO-CAN®」が英国市場に上陸

株式会社Agnaviは、日本酒ブランド「ICHI-GO-CAN®」を英国最大手の日本食材輸入卸会社Tazaki Foods Ltdを通じて発売したと発表した。Tazaki Foods Ltdは1978年に設立され、現在では欧州における日本食材の主要な輸入卸会社に成長している。

これに伴い、Agnaviは英国のオックスフォード大学サイードビジネススクール(MBA)にて、日本酒についての理解を深めるためのワークショップを開催した。ワークショップには、中国、インド、インドネシア、タイ、シンガポール、エチオピア、ドイツ、ブラジル、ペルー、イタリア、アメリカ、日本など多様な国籍の学生が参加した。

ワークショップでは、Agnaviの代表取締役である玄成秀氏と東京農業大学応用生物科学部醸造科学科の曽厚嘉助教による講演が行われ、参加者は一合缶®15種類の日本酒を試飲した。参加者からは「缶の日本酒は初めて見たが見た目もかわいい」「ギフトにも良さそう」「自国のお酒でもやってみたい」といった声が寄せられ、サステナビリティの観点からも一合缶®に対する共感を得ることができたという。

Agnaviは2020年2月に設立され、全国170種類以上の地酒を取りまとめて販売している。蔵の大小に依存しない地方の魅力を発信することで、日本酒の消費拡大を目指している。北米、南米、東南アジア、ヨーロッパなど海外への輸出も行っている。

今回の英国市場への上陸により、日本酒の普及と日本文化の理解がさらに進むことが期待される。Agnaviは今後も日本酒の魅力を世界中の人々に伝えていくとしている。