横浜市民ギャラリーあざみ野で「あざみ野こどもぎゃらりぃ2024」開催

横浜市民ギャラリーあざみ野は、2024年7月26日から8月4日まで、子ども向けの展覧会「あざみ野こどもぎゃらりぃ2024」を開催する。今回で18回目を迎える本展は、「うごき」をテーマに、アニメーション作家の築地のはらと、映像・パフォーマンスの分野で活躍する身体企画ユニット ヨハクの2組のアーティストによる作品展示とワークショップを行う。

空腹のねずみ/ 2021 年/映像

築地のはらは、現実空間にイラストレーションを挿入してつくるアニメーションやプロジェクションマッピングなどの手法で、現実と仮想のイメージが融合する映像作品を展示。巨大なねずみが出現する「NEZUMIMUZEN」をはじめ、展示室の様々な場所でねずみが動き回る。また、横浜市民ギャラリーあざみ野に収蔵する横浜市所蔵カメラ・写真コレクションの幻燈関連資料とコラボレーションした新作も発表する。

ショー・マスト・ゴー・ラウンド/ 2021 年/映像

一方、身体企画ユニット ヨハクは、身体の動きを紙芝居やExcel、映像デバイスなど、様々なメディアや仕組みと掛け合わせることで、ダンスの面白い動きや見え方を追求した映像インスタレーションを展示。特殊なパノラマ撮影装置を使った「ショー・マスト・ゴー・ラウンド」と、日常生活の中の動きが現実と映像の中で交錯する新作「鏡の中のハローグッバイ」を通して、来館した子どもたちは撮影装置を体験したり、映像の中で動く自分の姿と遊ぶことができる。

ワークショップでは、「カメラでうごき発見!」と題し、持参したカメラやスマートフォンで自分の動きを撮影。ヨハクによる動きのレクチャーもある。また、「うごきだす!みんなのえ」では、参加した子どもたちが描いたイラストを築地のはらがアニメーションに変身させ、展覧会期中に展示室に投影する。

8月4日には、ヨハクによるパフォーマンス「ショー・マスト・ゴー・ラウンド」も開催。特殊な撮影装置を使った3分程度のパフォーマンスを1日5回行う。

子どもたちが目や手、時には体を使いながら、のびのびとした気持ちでアートの世界を体験できる企画となっている。入場は無料だが、ワークショップは有料。申込みは7月13日9時から、横浜市民ギャラリーあざみ野のホームページで受け付ける。