別府市とSDT、子育て支援AIチャットボットの運用開始

別府市とSDT株式会社は、生成AIを活用した「子育て分野」のチャットボットの実証運用を開始しました。これは、別府市、大分大学医学部との産学官連携による取り組みの一部で、地域の子育て支援を進化させる目的で行われています。

SDT株式会社は、今年1月に別府市、大分大学医学部とデジタル・トランスフォーメーションを推進し、デジタル社会の実現に貢献することを目的とした「生成AIを活用した事業の実証運用に関する連携協定」を締結しました。この協定に基づき、別府市は3月8日から生成AIを活用した「子育て分野」のチャットボットの実証運用を開始しました。別府市LINE公式アカウント上で提供しているチャットボットと違い、自然言語による問合せが可能となります。

この新たなチャットボットは、別府市の子育てに関するサービス等の独自データベースから回答に近いものを抽出し、その回答を基に生成AIが回答を生成する仕組みとなっています。これにより、子育てに関する情報提供や相談対応がより効率的に行えるようになります。

本実証運用に使用する生成AIのプラットフォームとして、SDTが提供するPanorama AIを使用しています。生成AIは数多くの可能性を秘め、あらゆる分野で革命をもたらす潜在的な力を持っています。Panorama AIは、生成AIと企業や自治体のデータとの連携により、パノラマのような視点で新しい洞察を提供して未来への道を切り拓きます。

別府市とSDTは、この新たな取り組みを通じて、子育て家庭への情報提供と相談対応を強化し、地域の子育て支援を進化させることを目指しています。生成AIを活用したチャットボットは、子育てに関する情報を効率的に提供し、子育て家庭の悩みや問い合わせに対して迅速に対応することが可能となります。

別府市とSDTは、今後もAI技術を活用した子育て支援の取り組みを進めていく予定。地域の子育て支援が、デジタル化とAI技術の進化により、新たな形で進化していくことに期待が寄せられます。