相楽園でカフェ空間×アート企画展「借景」開催

神戸市の株式会社クレ・ドゥ・レーブは、神戸随一の日本庭園・相楽園内のカフェ「相楽園パーラー」において、《カフェ空間×アート》の企画展「借景」を2024年6月15日から7月15日まで開催する。

この企画展は、神戸在住の建築意匠設計・美術作家の空地奈美氏の発案により実現した。空地氏は、相楽園パーラーが相楽園の景色を「借景」にしてこそ成り立つ空間だと考え、「借景」をテーマにフラワーデザイナー、シェフ、アーティストに呼びかけ、各作品にその要素を落とし込んだ。

初日の6月15日には、オープニングレセプションとして相楽園の茶室「浣心亭」で、フラワーデザイナーの杉本一洋氏による「借景」をテーマにしたデモンストレーションを実施。六千坪の日本庭園を眺めながら、作品鑑賞や語らいを楽しむ豊かな時間を提供する。

期間中、相楽園パーラーでは企画展にちなんだ限定メニュー「縁」を提供。抹茶のお菓子の盛り合わせを季節のお茶菓子と共に味わえる。また、空地奈美氏の「借景」をテーマにしたインテリアアート8点も店内に展示され、オンラインショップでも販売される。

相楽園は明治44年に元神戸市長の私邸として完成し、昭和16年に神戸市が譲り受けて一般公開を開始。平成18年には国の登録記念物(名勝地)にも登録された由緒ある庭園だ。クレ・ドゥ・レーブは2018年12月に相楽園会館の活用事業を受託し、カフェやレストラン、ウェディング等を展開している。今後も相楽園の自然や歴史を生かしながら、様々なコラボレーションで価値あるカルチャー体験を提供していく方針だ。